- うえた さより
- 株式会社ローズ・ウェッジ 代表取締役 カラーアナリスト・コンサルタント
- マーケティングプランナー
対象:販促・プロモーション
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
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トレンドを読む:トヨタ86から学ぶもの
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「トヨタばっかり。」
ジャンレノ扮するドラエもんがスネ夫のうちで車を見たときにいう一言。CMですね。思わず、プッと笑ってしまいますが、私もこれまで乗った車は、トヨタばかり。
転居が多かったせいか、壊れない車を無意識に追い求め、気づけば人生の大半をトヨタ車とともに生きていたと実感しています。
さて、今日はあえて「クルマ」のことを題材にしましたが、実は「カラーマーケティング」を勉強していた時、講師の先生から「クルマは時代の象徴です。これで、私たちのライフスタイルがわかるというもの、クルマをよく見なさい。」と教わったのを思いだします。
で、「トヨタ86」なんですが、4月に発売された時、正直、「あ、もどったのかな?」って思いました。
最近のトヨタの傾向は、エコ車へとすすみ、スポーツカーはレクサスに吸収され、私のような人が、何を買えばいいのか困ったほどです。
ヴェルファイアーとか、ボックスカーは走りはいいのだけど、運転席から後ろのこのあまり放題の空間は一体、何って思うし、
後は、ファミリー向けっぽい感じ・・・また、コンパクトカーだし・・・。
レクサスは高くてちょっと考える・・・。
かつてのスプリンター、ソアラ、レビン、スープラ、セリカのようなクルマが姿を消してボー然としたのは私だけではないはず・・・。
エコカーもいいのだけど、ファミリーじゃなく、ちょっとお金を出した遊び心のある大人のスポーツカーという領域がトヨタには消えていたのですよね。この数年間。
丸くおさまり、少し保守的になりつつあった・・・そこへようやく「トヨタ86」。
発売日の記念イベントに大勢のファンがいました。顔を見ると、どんなに若く見積もっても、30代後半〜40代。
「やっぱり、みんな同じことを考えていたんだ。」
トヨタは潜在的なこの客層をみすみす他社へ流していたように思えましたね。
さて、「トヨタ86」のパンフレットを入手しました。「スポーツカーはカルチャーです。」と書かれていましたね。ここから、文化発信・・・というような内容の・・・
そう、これが、勉強になるところでしょう。
最近、私のところへ相談に来られる方に共通しているのが「お客さんがどんどん減っていく・・・」
と「集客」のことで嘆かれる方が多いのです。景気がよくない、いろんな社会問題がありますが、
残念な共通点があります。
「自社の商品ばかりを売ろうとしている・・・」
余裕がない、のは、わかりますよ。でも、売ろう売ろうと躍起になればなるほど、お客さんは引いていきますよね?
あなたのお店や会社のお客さま、ドンピシャのターゲットが「あなたの会社やお店と関わって、楽しい」とか「おもしろい。ワクワクする。」ということを考えてみてはどうでしょうか?
「トヨタ86」のように、文化発信、時代を象徴するようなことは、できないけれども、あなたの会社やお店にも、同様なことはできるはずです。
あなたのお店なら、「地域の情報発信」いつでもくつろいでもらえるような家庭でもない、職場でもない「第3の場」を提供するとか・・・。
ちょっとしたイベントで、地域の方に楽しんでもらう、など。赤字の出ない程度にできること、そしてなんだか、あなたのお店や会社がその地域の「情報発信源」になって、中心になっている・・・。
そんなアイデアはいくらでもできるものです。
あなたの会社やお店の「遊び」や「余裕」ってありますか?
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