- 宮原 謙治
- 霧島住宅株式会社
- 工務店
対象:住宅設計・構造
『何故この土地を選んだのですか?』
今まで住んでいたから・・予算に合ったから・・交通の便が良かったから・・環境が良かったから・・など返事が返ってきます。最近若い人で、土地を買って家を建てたいという人の殆どは、まず予算が第一条件に選ぶことが多いですね。
『価格は手頃でも、悪い環境でも良いのですか?』と問えば、『悪い環境で良いです』という人にはまだ巡り合えません。
このことは、悪い環境は、住む人に悪い影響や感化力を及ぼすものであると知っているからです。
しかし、良い環境(立地)の手ごろな価格の土地に家を建てれば、良い環境の家に住んだと勘違いしている人が殆どです。すなわち、良い環境の土地=良い環境の住まいという考え方です。
本当にそうなのでしょうか?
謙さんは、住宅設計をする時常に心掛けていることがあリます。
建築学的住宅設計より、環境学的住宅設計をということです。
幸せを生む住まいは建築学的発想では方程式が解けません。環境学的発想をして始めて住宅=幸せの方程式が成立します。
だって、住まいとは最も身近で直接肌に触れる中心的生活環境なのですから・・・。