日経記事;"電子部品6社が改善 今期最終 スマホがけん引" 考察 - 各種の新規事業・事業拡大 - 専門家プロファイル

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日経記事;"電子部品6社が改善 今期最終 スマホがけん引" 考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

4月28日付の日経新聞に、『電子部品6社が改善 今期最終 スマホがけん引』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『京セラ、村田製作所など電子部品大手6社の2013年3月期の業績見通しが27日出そろった。全社とも最終損益が前期から大きく改善する。

けん引役となるのが、需要の急拡大しているスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)に使う電子部品。前期の業績悪化の要因のひとつであるタイ洪水被害からの復旧もあり、V字回復を見込む。

27日に村田製作所が発表した13年3月期の連結純利益見通しは前期比56%増の480億円。スマホやタブレット(多機能携帯端末)PC市場が前期比5割伸びる。端末の高機能化に伴い「搭載数が多く利益率が高い」(村田恒夫社長)積層セラミックコンデンサーが利益を押し上げる。

スマホ関連でクラウド・コンピューティングなどサーバー向けに部品需要が拡大。TDKはハードディスク駆動装置(HDD)向け磁気ヘッドの収益が回復する。日本電産も小型精密モーターの出荷が伸び、過去最高益を更新する見通し。

タッチパネル向けの素材を手掛ける日東電工も「新製品登場を控え、7~9月に受注増の波がくる」(柳楽幸雄社長)とみて2期ぶり増益を見込む。京セラはスマホの新製品投入や販売先の拡大で通信機器事業の採算が改善する。

ただ、伸びが見込めるスマホ市場では「競争が激化している」(村田社長)との声もあり、採算を維持できるかどうかが、収益改善のポイントになってきそうだ。』


スマホやタブレット型パソコンが世界市場で売れています。商品分野でみますと、アップルと韓国サムスンの2強が強く他社を圧倒し始めました。

4月27日付の日経新聞によると、今年1~3月期には韓国・サムスン電子の業績をスマホがけん引する一方、フィンランドのノキアはスマホ不振で最終赤字に転落したとのこと。

スマホの競争力は携帯全体のブランド力に直結しており、業界集計では1~3月にノキアが14年守った世界出荷台数首位の座をサムスンに明け渡したと報じています。

残念ながら現時点では、スマホやタブレット型パソコンには、国内企業の存在感はほとんどゼロです。

アップルを除くと、アンドロイドOSを採用しているスマホではサムスンの一人勝ちになりつつあります。

パナソニックやソニーなどの国内家電メーカーも、スマホやタブレット型パソコンなどの分野での商品力強化を打ち出しています。

今後の奮起に大いに期待しています。

さて、これらの急成長しているスマホやタブレット型パソコンで使われています電子部品をみますと、異なる状況があります。

販売数量が飛躍的に伸びているスマホやタブレット型パソコン、或いは、今後需要が伸びそうな薄型・軽量のノートパソコンである「ウルトラブック」などの製品に使う主要部品の多くは、国内部品メーカーが供給しています。

主要なメーカーは、京セラ、TDK、日本電産、村田製作所、日東電工、アルプス電気などです。スマホは従来の携帯に比べて多機能であるため、搭載部品点数が多く、機能・性能も高いものが使用されます。

スマホは、超小型パソコンに電話機能が付いたものとして考えれば、スマホやタブレット型パソコンという従来のパソコンにプラスした形で商品群が増えた形になります。

更に、今年後半に各パソコンメーカーが、マイクロソフトの新OSである「Windows8」を搭載したウルトラブックを出荷すると予想されています。

このウルトラブックに主要国内部品メーカーが作る部品が大量に使用されます。IT業界では、データセンターの需要もスマホやタブレット型パソコンの普及と共に増加しており、設置されるサーバー数も増えています。

国内部品メーカーの部品もサーバーで数多く使われていますので、データセンター需要も売上拡大の後押しとなります。

また、今年は、トヨタ、日産自、ホンダなどの自動車企業の売上も、ハイブリッド車や電気自動車を中心に、国内のエコカー補助金などの影響と世界市場の拡大で大きく伸びる予想が出ています。

これらの自動車にも大量の電子部品が搭載されますので、国内部品メーカーの売上拡大に貢献します。

東芝、パナソニック、日立などが重点的に進めている環境・エネルギー関連製品にも多くの電子部品が使われます。

このように、当面国内電子部品の需要は底堅く、且つ成長が見込まれますので、関連する中小企業にとっては大きな事業機会となります。

差別化・差異化できる技術や部材・部品を提供して、急拡大する電子部品業界・市場で活動することが重要です。

急拡大する市場では、優れた技術や部品を持っていれば新規事業を立ち上げられる可能性が高くなります。

部品だけでなく、部品を作る製造装置などにも商機が出てきます。自社の技術を磨いて可能性が見込めれば、積極的に動くことが重要です。

私も支援先企業と共に積極的に需要獲得に向けて動き出します。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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