- 佐野 明
- VSPファイナンシャル株式会社
- 愛知県
- ファイナンシャルプランナー
対象:生命保険・医療保険
「生命保険は若いうちに入った方がお得」
という話を耳にしたことは何度かあると思います。
保険は健康なうちしか加入できませんから、終身の医療保険は早めに加入するにこしたことはありません。
ただ、金銭的にほんとに得なんでしょうか?
20歳から終身医療保険に加入した場合と、40歳から終身医療保険に加入した場合で、トータルの保険料はどう変わるんでしょうか?
ほんとは、40歳から入ったほうが得なのではないでしょうか?
一度、検証してみましょう。
例えば、一日入院したら5000円もらえる一生涯の医療保険に加入したとします。
オリックス生命のCUREを使って検証してみましょう。
https://www.orixlife.jp/estimate/?p=1T
それぞれ60歳払い込み満了で試算します。
1.20歳で加入し60歳払込満了毎月の保険料 1639円
1639円×12か月×40年=786720円
2.40歳で加入し60歳払込満了毎月の保険料 3905円
3905円×12か月×20年=937200円
40歳で加入した場合は、20歳から40歳までの期間の医療の保障がないのにもかかわらず、トータルの支払い保険料が高くなってしまいます。
保険会社によって、40歳から加入した場合のほうが、若干トータルの支払いが少ない場合もあるようです。
ただし、ヘルニアやぜんそくといたった軽く考えられがちな病気でも、一度診断されると5年間は保険に加入できなくなりますから、「生命保険は若いうちに入った方がお得?」は正しいということになりますね。
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