- 佐野 明
- VSPファイナンシャル株式会社
- 愛知県
- ファイナンシャルプランナー
対象:生命保険・医療保険
「子供は今後ほしいと思っています。今から学資保険にはいれますか?」
という、質問を先日いただきました。
学資保険は、子供が生まれてからしか組めません。
そこで、諦める方が多いのですが、実はお子様がまだいらっしゃらないうちから、保険で学資を積立てることはできるんです。
低解約返戻金型の終身保険の返戻率は、15年短期払いにすると学資保険とほぼ同じです。
こちらは子供が生まれる前から加入できるので、わたしのお客様には独身うちから加入される方も多いですよ。
低解約返戻金型保険を、例えば15年払込満了にして18年で解約すれば111%、20年で解約すれば115%といった具合で増えていきます。
まだ、お子様がいらっしゃらないということですから、お子様が18歳になるのが20年後、25年後という可能性もあります。
学資保険ですと、現状111%が上限(年払いは113%)ですから、お子様が生まれる前に、低解約返戻金型保険に入っておいた方が、返戻率で見れば、お得ということになります。
・低解約返戻金型終身保険
払込みが終わるまでは貯まっている部分は払い込んだ総額よりも“かなり”低く、払い込みが終わると、払い込んだ額より多くなり、その後増えていきます。貯まる額、保障額に比べて保険料は安いです。払込み免除のついた商品が多く、割と安全です。
例:東京海上日動あんしん生命 http://www.tmn-anshin.co.jp/kojin/goods_shibou/nagawari/
このタイプの保険は、利率が固定されているものが多いのですが、あいおい生命のアンドライフは、正式には、「低解約返戻金特則付積立利率変動型終身保険」です。
つまり、景気が良くなって、国債利回りがあがれば、それに応じて利率が上がります。
逆に景気が悪くなっても、現在の利率を最低保障しています。
ドル型の低解約返戻金型終身も、外資で扱っています。
アリコが有名ですが、スター生命のドルサポート終身が最も利率が高いはずです。
ただし、支払いがドルで固定されているので、1ドルが120円とかになると保険料の支払い金額が高くなります。
例:毎月の保険料が100ドルの場合
1ドル=80円の時の、保険料は8000円
1ドル=120円の時の、保険料は12000円
実際に学費が必要な時期に、今みたいな円高になっている可能性もあります。
お子様の学費が必要な時期に運悪く、円高であれば、解約せずに円安になるまで寝かせておくという覚悟であれば、大変いい商品だと思います。
運良く円安の時期であれば、為替差益で100万円が200万円になる可能性もあります。
これらの商品は、ホームページで試算できませんので、10社以上の保険会社が扱えるお近くの代理店に、くわしく聞いて見てください。
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