- 長坂 有浩
- アリスカンパニー 代表取締役
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
これが苦手な人がとっても多い。
「褒めるとつけあがるから」
「甘えがでちゃって伸びなくなるから」
「もっと上を目指してほしいから」
部下とのコミュニケーションで悩んでいる上司と話していると、
こんな言葉がよく飛び出る。
子供を持つ親からも同じような言葉が出る。
「褒める=甘やかす」という構図。
「穴を埋めましょう」「欠点を補いましょう」と言われる。
できたことをプラス評価されるよりも
できないことをマイナス評価されがち。
どうも相手は本音を言ってくれてないような気がする。
なんだかおどおどしているような感じがする。
思うようなパフォーマンスがでてくれない。
やる気があるのかないのか分からない。
これも実はコミュニケーションの問題。
異動や転勤になったとたん急に伸びる。
転職したら花形選手になった。
同じ人間なのに、こうも違うのは、本人ががんばっただけではなくて、
「コミュニケーションがうまくできなかったことで、力を発揮できなかった」。
もったいない。
「褒める」というのは「相手を認める」ということ。
人は自分が認められていると思うことで自信になり、
相手への信頼になり、
モチベーションのアップにつながる。
「褒める」というのは、一番のポジティブワード。
「そんなこと言わなくても分かっているはずだ」
いいえ、意外と分からないもんです。
なんとなく分かっていても、
言葉でないと「思い過ごしかもしれない」って思いがち。
一言でいい。
一緒に仕事をしている人や恋人や配偶者が何かしてくれたときに、
「ありがとう」の言葉とともに「これいいじゃん」の一言。
○「これ、いいと思うよ。あとはこうしたほうがいい」
×「これが足りないじゃん。だめだめ。」
二つとも同じ意味の言葉なのにね。
【今日の達人ワンポイント】
どんなことでもまずは褒める。
「〜したらもっといい」というポジティブワードが極意。