診療報酬改定 - 心の病気・カウンセリング - 専門家プロファイル

菅野 庸
医療法人菅野愛生会 こころのホスピタル・古川グリーンヒルズ
宮城県
院長・医師

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対象:心の病気・カウンセリング

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閲覧数順 2024年04月22日更新

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年度末にかけていつも医療機関の間で話題になるのが診療報酬改定。
これまでマイナス改定だっただけに、今回多少なりともプラス改定が望まれます。
マイナス改定でどうなったかは、皆さんご存知でしょう。
勤務医よりは当直などの負担が少ない開業が多くなり、総合病院では医師不足から閉鎖する科も出る始末。
産婦人科、小児科などはその傾向が顕著。産婦人科は、以前より訴訟の件数が多くなった背景もあり、お産を扱わない先生も増えたようです。しかし、一方ではお産に関わるリスクを踏まえたうえで、新しい命を取り上げる感動を抱き続けたいとする先生方はお産専門のいわゆるマタニティークリニックを開設しています。それは現在も増えつつあるようです。
このようにマイナス改定であっても必死で医療を支えようとしてきましたが、やはりマンパワー不足には勝てず、やむなくベッド数を減らす病院も出ています。

医療費アップが悪者のように言われる場合もありますが、ひいては国民の医療を支えるには、ある一定基準の資格と共に報酬も保障しなければならないと思います。そうでなくても、研修医でさえ加重労働の末、自殺することもあるのですから。
肝炎カルテ放置にしても、文書による注意だけでだれも処分(身分の降格、更迭など)は受けていないのです。エイズの時と同じ、国民不在の衛生行政です。
また障害者自立支援法でも3障害平等とはいうものの、本人が受けられるサービスは低下、補助金をカットしたために支援施設も閉鎖になっています。
ぜひ、言いたいことは、次回の衆議院選挙では政党というより、実行力のある議員を選び、国民の健康をきちんと考えてくれる政治をしてもらいたいということです。皆さんへの適切な医療提供ために診療報酬アップを望んでいます。
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