- 松山 淳
- アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:人材育成
「自信を抱かせる」【inspire confidence】(8)
「自信」について、あれこれ考えてきました。
というのも、部下に「自信を抱かせる」には、
上司が「自信」についての深い理解が必要だと思うからです。
米国にて尊敬される企業として名高いハーマンミラー社の
かつてのCEOマックス・デプリーは、
「リーダーシップ」をこう定義づけました。*1
『やらなければならないことを、もっとも効率的で
人間的な方法で行えるように、人々を自由にしてあげること』
また、似ていいますが、こんな風にも・・・
『できるかぎり効率的に、人間的に仕事ができるように、
人々をさまざまな束縛から解放してあげること。』
人が働く上では、職場環境という大きな外的な束縛がありますが、
内的な束縛もあります。
それが「自信がない」状態です。
これを「自由にしてあげる」ということは、
上司の働きかけによって、部下の「自信」を育ててあげることです。
自信は「主観的」「流動的」であることを述べました。
最後に、もうひとつ付け加えるなら、
★「継続的」
という言葉です。
「自信」とは「心の問題」ですから、
本人も気づかないうちに「自信喪失」状態に陥っていくこともあります。
ですから、「自信という花には水をあげ続ける」ことが大事なのです。
つまり、定期的な栄養分の補給が「自信」には必要です。
では、その「水」とは何かと言えば、もちろん、
会社が、上司が、部下の仕事、存在を「認めて」あげることです。
人には『承認されたい』という強い欲求があります。
上司の「承認」が、部下の「自信」を育てます。s
''「リーダーシップ」とは・・・、
部下に「自信」を抱かせること。
部下の「自信」を呼び起こすこと。''
以上、何かの参考になりましたら、幸いです。
by EARTHSHIP CONSULTING
*1『リーダーシップの真髄』(著 マックス・デプリー 経済界)