バースビジョンに焦点をあわせて進む - パーソナルコーチング - 専門家プロファイル

鶴田 育子
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閲覧数順 2016年12月02日更新

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バースビジョンに焦点をあわせて進む

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パーソナルコーチ

映画「歩いても歩いても」を見ました。

「歩いても、歩いても」というタイトルが漂わせる空しさ、徒労感、孤独感が反映するこの映画は、日本独自の「文化」を表現したのものだと思います。

演技派、実力派の役者がそろって、見ごたえありました。

20世紀の日本の縮小を見ている気がしました。


思うようにできない、ならない人生の恨みつらみを抱え、毒をまくおばあちゃん。

自分のアイデンティティーである仕事にすがりつき、それ以外の人間関係をどうすることもできないおじいちゃん。

利己的で,ちゃっかりしている妹。

旧態依然の実家を出て、我が道を進みながらも、波に乗れない次男。


縁側のある日本家屋で、「依存・反発」のドラマが、食事のしたく中、食事中、片付け中に、展開する典型的な日本のドラマです。


言いたいことを口にするときは、用事の途中、視線を合わせず、対峙せず。

流れ出す言葉は、さりげなく、しかし、聴くものには十分な毒がある。

一人一人が、深い孤独を抱えており、はなから、自分の悩みが、他人にわかるはずはないとあきらめている。

歯切れの悪い、真綿で首を絞められるような閉塞感。それでいて、しがらみ、恩、縁、情にからめとられて、泥沼から出ることもできなければ、原因である人間関係を断ち切ることもできない。


20世紀の日本は、家族という設定の中で、誰もが、依存、反発のドラマを繰り返し、無力感、絶望感を体験していた時代だと思います。

映画は、それを如実に物語ってあまりあったといえるでしょう。


21世紀に入って,大家族が減少し、親兄弟を思いながらも、我が道を行く世代が増え、その世代に育てられた大家族のしがらみを体験しない世代が、大半となるにつれ、世相は、変わりました。

自由ばかり主張して、自由に伴う個人の責任という課題をみない世代が増えた時期もありましたが、それもまた去り、今は、自由に共なく責任も引き受けた上で、我が道を行く人が,増えています。


とはいえ、過渡期はいつでも大変で、やっていることは、我が道であっても、心の中では、旧に引きつけられる自分、まっぴらだと思う自分、罪悪感、自責の念などなどの葛藤を抱え、エンジンとブレーキを両方踏むような疲労感と前に進めない焦燥感に苛まれている人は、少なくありません。

なかには、もういい、自分は自分でいいと割り切ろうとすると、自己規制が働いて,自分の一番大切な物を失う夢を見たりする人もいます。


自己規制というのは、一見、自虐的行為にみえますが、ほんとうは、自己防衛の一つです。

出る杭は打たれるという観念があるから、大切なものを失う体験を内的に作り出す。

社会的制裁がくだされる前に、自分でそれを自分に課すことで、いずれくだされる社会的制裁に対する準備を(村八分にされても耐えられるように)しておこうとするのです。

消極的現状回避対策。

ただ、このやり方だと,とにかく自分が苦しい。

誰も、村八分の恐怖、孤独、孤立の擬似体験を繰り返したくはないでしょう。

だから、内的葛藤を自己防衛と気付かないまま、こんな内的葛藤をするくらいなら、現状にとどまり、波風立てずに、長いものにはまかれろで、過ごそうとする。(自己規制)

すると、それはいやだ。我が道を行きたいという自分が黙っていないので、再び、自立=制裁という図式が起動し、大切なものを失う夢を見る。エンジンとブレーキを両方踏む疲労感と焦燥感に苛まれることになるのです。


では、どうすればよいのか。

それは、我が道をいけば、社会的に抹殺されるという日本人の遺伝子に組み込まれている恐怖と対峙し、旧を愛しながら、自らのバースビジョンに焦点を合わせて進む。


自分の内側から、我が道を進みたいという欲求が出てきているとしたら、すでに我が道をいく能力が備わっています。非力な幼児は、どんな親であっても、そこから離れようとはしません。

だから、自立できる自分を信じる。

自信を持つだけの体験が少ないうちは、難しいかもしれませんが、できる自分を信じる。


そして、旧のグループを離れた自分の周りに集まっている現のグループに気付く。


一つのグループを離れたら、別のグループが現れます。


旧を愛しながら、現で生きる。

葛藤が起きたら、現に焦点を合わせ、旧の心の平安と肉体の安らぎを願う。


この練習を続けると、それが、実績となり、自立している自分を心の底から信頼することができるようになり、余裕を持って、旧を受け入れ、惜しみなく愛することもできるようになります。


震災で、旧態依然だったエネルギーがシフトし、今、多くの個人が、バースビジョンを思い出しながら、前に進みだしています。


過渡期に、引きがかかるのは、この世の摂理。

私は、カウンセラーとして、この世で役立つ知識と技術、体験を使って、過渡期の個人が、うまく橋を渡れるようにサポートしています。

お金を優先していたら、すぐに行き詰まる仕事を続けられるのは、それが今の私の天命だと知っている自分がいるからだと思います。

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