今何やってるの?-社員の業務「見える化」したい中小企業経営者- - 組織改善・風土改革 - 専門家プロファイル

渋田 貴正
株式会社アントレプライト 代表取締役 中小企業アドバイザー
東京都
組織コンサルタント

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対象:人事労務・組織

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今何やってるの?-社員の業務「見える化」したい中小企業経営者-

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先日ある企業の社長とお話していたときのこと。

「最近は、社員が何やっているのか分からない。ネットばかり見てる気がする。」

確かに最近では、1人1台のPCが当たり前となり、社員が何をやっているのかが見えなくなってきました。
ややもすればネットショッピングや株取引などをしてしまう社員もいるようです。これでは生産性の面だけでなく、組織モラルについても大きな禍根となります。
加えて、人材の流動化、終身雇用の崩壊によって、中途採用が増加していることも、この現象に輪をかけています。
社員一人ひとりの人間性が見えにくくなっており、このことが一層社長にとって見えない空間を作る原因となっています。

しかし、社長が一人ひとりを監視することはできません。システム的な問題もさることながら、社員も監視されているとわかってはいい気持ちがしません。日頃のPCの使い方なるアンケートをとっても、表面的な回答が来るのが関の山で、結局何の解決にもなりません。

そして、見えない空間は社長の知らないところで組織を蝕んでいきます。PCの私的利用による生産性の低下に始まり、メールによる不透明な相談など組織のモラル崩壊、延いては企業の存続にもかかわってくる問題に発展しかねません。この問題は中小企業において特に顕著です。

ただ、社長が声高に叫んでも効果は一時的なものにとどまり、把握しようにもアナログなやり方では追い切れません。

それではどうすればよいのでしょうか?
ITにはITでもって制するしかありません。

ITにより、社員が行っているPC業務を把握し、問題点を探っていきます。
これは、PCの私的利用の抑制を促し、生産性向上に繋がります。
また、社員に何らかのアクションを起こしてもらう必要もありませんので、社員の抵抗感もありません。

IT化は業務効率化の反面、知らないうちに生産性の低下の招きやすいものでもあります。
ITツールを最大限に活用するには、やはりIT化、そしてそのための経営者の問題意識が必要となってきます。
ITツールはあくまでツール、それを生かすも殺すも経営者の姿勢次第です。

しかし、いったん正の方向に使えば、ITは業績を飛躍的にアップさせてくれます。社員の業務でお悩みの経営者の方は、一度ITツールのご検討もされてはいかがでしょうか。

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