- 長坂 有浩
- アリスカンパニー 代表取締役
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
「そんなことできません」
結構使うことの多い言葉。
上司が部下に、部下が上司に。
でもこれがとってもお互いのコミュニケーションを邪魔している。
ネガティブなことを言われるとなんだか自分が否定されているような気分になる。
【否定される→受け入れられていない→不安になる】
っていうサイクル。
そのままじゃ耐えられなくなって
「もっともらしいことを言おうとする」。
「言い訳」や「自己弁護」。
コミュニケーションは相手とのキャッチボールのはずなのに、
いつのまにか自分に向けた内向きのコミュニケーションになっちゃう。
反対に、「いいねえ」とか「できる」ってのは、ポジティブな言葉。
【認められている→受け入れている→安心する】
「守られている」という感覚は子供の頃からある。
見守られているから思い切ったことができる。
何かあったら助けてくれるっていう安心感があるから勇気がでる。
それは実は大人になっても変わらない。
「これはだめだ」→「これはちょっと難しいね。」
「そんなことできません」→「それをするのはちょっと難しいです」
「だめ」とか「できない」を「難しい」に変えるだけで言い方がソフトになる。
さらにさらに;
「これはだめだ」→「これはちょっと難しいね。こうすればいいよ」
「そんなことできません」→「それをするのはちょっと難しいです。これだったらできます」
こう言えたら100点。
面白いのは、この3つの言い方は意味が変わってないってこと。
大切なことは、ポジティブな言葉を混ぜるだけで、相手の受け止め方が変わるってこと。
あなたがポジティブに受け止めたとき、相手の言葉も優しくなる。
「受容してくれている」と思ってくれたら、あなたに対する信頼感は増すし、
相手のモチベーションも上がる。
まずは「ネガティブな言葉を使わない」ことからはじめてみてはいかが。
【今日の達人ワンポイント】
ネガティブ禁止。一言、ポジティブな言葉を混ぜてみよう