地震と建物の重さの関係 - 住宅設計・構造全般 - 専門家プロファイル

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地震と建物の重さの関係

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●免震構造住宅

●軽い構造の方が地震に強い
地震が発生すると横向きに重力が加わるのと同じ力が働きます。断崖絶壁に横向きに家を建てるのと同じ力が加わるのです。阪神大震災の時は重力の9割程度の力が瞬間的にですが加わりました。
木造やビルに関わらず倒壊した理由はここにあります。軽い方が丈夫ですから、鉄やコンクリートより軽い、木で出来た家は本来もっとも強くあっても不思議ではありません。

●木造住宅よりビルの方が地震に強い?
一般的にはマンションの方が木造住宅より地震に強いと考えられています。しかしこれは神話です。
マンションは構造計算によって地震力の流れを正確に解析されているから、想定内の地震であれば耐えられているのです。
現行法規では木造住宅は構造計算をしなくても、建築確認申請が通ってしまうので、勘と経験が頼りの建築になってしまい、安全が保証できないのです。それともう一つ木造はシロアリと腐食が大敵です。その対策とメンテナンスを怠るから弱くなってしまうのです。

●安全に住まう為に
木の家を安心して住もうと思えば、構造計算をしっかりとした家に住むことです。構造計算費用は木造住宅の場合15~30万円程度です。「設計料が高い!!」とか考えて値引きするから、勘と経験が頼りの家にしか住めないのです。
また、メンテナンスと云っても、汚れや古臭くなることでは構造は影響されません。逆に木の場合セルロースが変化して古い木ほど堅くなる傾向にあります。要は、シロアリと湿気さえしっかりと管理できれば、木の家は丈夫さを維持できます。長期優良住宅に規定されている点検口で構造点検の殆どをカバー出来ます。日頃から家の管理をしっかりつける習慣をつけましょう。

●建築基準法の限界
大地震に遭遇した場合、建築基準法の考え方は建物の倒壊を防ぐことにあります。普通の地震であれば健全性も担保出来ますが、大地震になると建物にダメージが出てしまいます。建物にダメージが出ると余震に耐えられると云う保証はなくなります。補修工事が終わるまで、家に戻れないのです。
大地震に耐えられる様に、踏ん張って耐える構造にするよりも、地震の力を建物に伝えない構造にする方が、力学的には有利です。しかし、建築基準法の大前提として地震には踏ん張って耐える事を前提として法律が出来ていますから、特殊な構造として大臣認定を取得した装置のみが免震装置(支承)として使用できることになっています。

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建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。地震に耐える家(耐震)より地震の力を逃す家(免震)が求められています。規格住宅では真似の出来ない、オリジナルな免震住宅をご提案します。全国からのご依頼に応じます。

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