台風や大雨など災害に強いとされているマンションにも盲点があります。
ここ数年、特に夏場に起きやすい「ゲリラ雷雨」。
通常の雨水量をはるかに上回るため、面積の広い屋上の雨水を樋(とい)が処理しきれず、各階バルコニーの排水溝から雨水が逆流することも。
バルコニーに溜まった水は本来「オーバーフロー管」という非常用のパイプで屋外に放出されます。
しかし画像のように、コンクリートの壁でオーバーフロー管のないバルコニーは最悪の場合、1階でなくても床上浸水のような被害を受ける可能性もあります。
戸建てにお住まいの方は、周囲の状況を気にされてますが、マンションにお住まいの方も台風など異常気象のときは家の状況を把握するよう心がけましょう!
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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