- 山中 昇
- 英検1級道場
- 千葉県
- 英語講師
対象:英語
英検1級道場で鍛え、英検1級に合格した人が、リスニングに課題があるこがわかり、鍛え直している状況を連続して書いているが、最新レポートだ
これまでNHKトラッドジャパンを2個ずつ7回宿題を出してレッスンで精査した記録だ
お遍路、とうふ 601ワード、100箇所修正 →17%
東大寺、カレーライス 756ワード、101か所修正 →13%
富士山、妖怪 712ワード、75か所修正 →11%
米、酒 741ワード 62箇所修正 →8%
ひな祭り、桜 789ワード 56か所訂正 →7%
侍、温泉 762ワード47個所修正 →6%
結婚、古民家 827ワード56箇所修正 →7%
総ワード数に対する聞き間違い、聞き落とし、表記ミスなどの割合が8→7→6%→7%と壁にぶち当たり、5%の壁の直前で相変わらずもがき苦しんでいる状態だ
「結婚」は指摘点が21か所、418ワードで指摘率5%
「古民家」は指摘点が35ヵ所、409ワードで指摘率9%
あいかわらず、大半がthe a 語尾の聞き取り、マイナーな記述ミス(ハイフンが抜けるなど)、ピリオドの位置の間違い(文章のつながりがつかめていない)で苦しんでいるが、この壁を乗り越えると青天井だと言って励ましている
あと1歩のところまで来ていることは間違いない
本人が一番苦しんでいるのはtheの聴き取りだ
直前の単語が濁音で終わると、a が the に聞こえてしまうのだ
典型は with a だ
ウイズ ア→ウイズア→ウイザに聞こえるのだ
注意深く聞くと克服できるようになるのだが苦労しておられる
center of gravityがcentral gravityに聞こえてしまうのは日本人共通の悩みだ
次回の目標として指摘箇所5%の目標を課して宿題(出雲大社、浮世絵)を出し終わったところだ
毎回書いているが、リスニング向上のための基礎条件として、単語一つ一つを正確に聞きわけることが必須条件であり、そのための訓練方法としてはディクテーションが最適だ
ただし、注意が必要なのは、ディクテーションは方法の一部にすぎないという点だ
1回で聞いて正確に理解するという点の訓練が別途必要なのだ
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