- 松山 淳
- アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:人材育成
「自信を抱かせる」【inspire confidence】(2)
スポーツの世界に限らず、ビジネスの世界でも
持続して成果を上げることが如何に難しいかは
すでにご存知の通りです。
トップ営業マンとして社内で名を轟かせた人でも
壁にぶつかる時期はあるものです。
某化粧品メーカーで、数年前、
全国NO.1になった方を知っていますが、
その人がいつでも「自信満々」かと言うと、それは違います。
こんな事実を考えると、
「自信」が「ある」「無い」は、
必ずしも「過去の実績・経験」だけによるものではないと考えられます。
上の文で「だけ」を太字にしているのは
『「過去の実績・経験」が大切ではない』
とは、言っていないことを強調しておきたかったからです。
やはり「実績.経験」はとても大事です。
さて、話を戻しまして、では、さらに何が大切なのでしょうか?
それは・・・、
★「自己評価」
です。
マートン氏の定義をもう一度読むと・・・、
『なんとかうまくやれそうだと思える感じ』
という、なんともまどろっこしい表現が使われていることに
お気づきになると思います。
つまり、「自信」とは、そんな風に
とても「流動的」だと言うことです。
「流動的」だとは、如何ようにも「変化」するということです。
鴨長明『方丈記』の冒頭、
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
淀みに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、
久しくとどまりたる例(ためし)なし。
世の中にある人と、栖(すみか)とまたかくのごとし。」
「自信」とは、そんな風に「流れゆくもの」です。
だからといって無常を感じて悲観的になっているのではなく
それは「自信がない、ない」と言っている人たちを
勇気づけるものです。
なぜなら・・・、
つづく>>>
by EARTHSHIP CONSULTING