3.部下に自信を抱かせるには?(2) - 人材育成全般 - 専門家プロファイル

松山 淳
アースシップ・コンサルティング コンサルタント/エグゼクティブ・カウンセラー
東京都
経営コンサルタント

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対象:人材育成

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3.部下に自信を抱かせるには?(2)

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リーダーシップって? インスパイア・リーダーシップ

「自信を抱かせる」【inspire confidence】(2)



スポーツの世界に限らず、ビジネスの世界でも
持続して成果を上げることが如何に難しいかは
すでにご存知の通りです。

トップ営業マンとして社内で名を轟かせた人でも
壁にぶつかる時期はあるものです。

某化粧品メーカーで、数年前、
全国NO.1になった方を知っていますが、
その人がいつでも「自信満々」かと言うと、それは違います。

こんな事実を考えると、

「自信」が「ある」「無い」は、
必ずしも「過去の実績・経験」だけによるものではないと考えられます。

上の文で「だけ」を太字にしているのは

『「過去の実績・経験」が大切ではない』

とは、言っていないことを強調しておきたかったからです。

やはり「実績.経験」はとても大事です。

さて、話を戻しまして、では、さらに何が大切なのでしょうか?

それは・・・、

 ★「自己評価」

です。

マートン氏の定義をもう一度読むと・・・、

『なんとかうまくやれそうだと思える感じ』

という、なんともまどろっこしい表現が使われていることに
お気づきになると思います。

つまり、「自信」とは、そんな風に
とても「流動的」だと言うことです。
「流動的」だとは、如何ようにも「変化」するということです。

鴨長明『方丈記』の冒頭、

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
 淀みに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、
 久しくとどまりたる例(ためし)なし。
 世の中にある人と、栖(すみか)とまたかくのごとし。」

「自信」とは、そんな風に「流れゆくもの」です。

だからといって無常を感じて悲観的になっているのではなく
それは「自信がない、ない」と言っている人たちを
勇気づけるものです。

なぜなら・・・、



                     つづく>>>

by EARTHSHIP CONSULTING