- 澤田 且成
- アイディーテンジャパン株式会社 企業ブランディングコンサルタント
- 東京都
- ブランドコンサルタント
対象:ブランド戦略・ネーミング
No.209 グリコ・プッチンプリンに学ぶロングセラー活性術
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No.209 グリコ・プッチンプリンに学ぶロングセラー活性術
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“選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン 2012.03.19
ブランディングニュース 『企業ブランド戦略の成功と秘密』
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みなさんこんにちは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。
突然のご報告で恐縮ですが、
これまでご愛読いただきましたブランディングニュースは、
新年度を機に、リニューアルすることとなりました。
詳細につきましては、本号の下段
[2] ブランディングニュース リニューアルのご案内
にてご報告をさせていただきます。
時代のニーズにあった、役に立つ情報を皆様のもとへ。
編集部一同、さらに充実した内容を配信してまいります。
どうか引き続きご愛読のほど、お願い致します。
さて、今回のブランディングニュース
『企業ブランド戦略の成功と秘密』では、グリコの顔であり、
40年もロングセラーを維持してきたプッチンプリンを取り上げます。
今日においては、スーパーやコンビニの乳製品コーナーには
必ず並べられている「プリン」。
最近では男性からの支持も高く、バリエーションも豊富です。
商品の競争も激しい中、常に売上トップを維持してきたのが
グリコ(グリコ乳業)の「プッチンプリン」です。
発売から40年というロングセラーながら、
最近でも新進気鋭の人気女性ミュージシャンを起用したCMが
話題となっています。
「歴史がある=古い感じ、時代遅れな感じがする」という
一般的に多いイメージを払拭し
ロングセラーを維持するプッチンプリン。
今回はロングセラーの歴史に隠れた「新しい要素」を
いくつか見ていきたいと思います。
グリコ乳業 プッチンプリンスペシャルサイト
http://pucchin.jp/top.html
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<本日の内容>
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
グリコ・プッチンプリンに学ぶロングセラー活性術
[2] ブランディングニュース リニューアルのご案内
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
グリコ・プッチンプリンに学ぶロングセラー活性術
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■ プリン市場の開拓と危機時の販売戦略
プッチンプリンが発売されたのは、
1972(昭和47)年の7月。いまから40年前にさかのぼります。
その当時には、スーパーの乳製品コーナーにプリンの姿はほぼなく、
街にあるケーキ店やレストランのデザート、
また手作りプリンの素が、スーパーで販売されていた時代でした。
そんな中で産声を上げたプッチンプリン。
市場調査の結果わかった、「カラメルの位置」を上部にできる
底面のツメ折加工がポイントでした。
しかし、まだまだ売れ行きは芳しくなく、
折しも消費者に浸透しはじめた頃にオイルショックが発生。
まずは販売を継続させるために
「原材料の質を下げ、原価を下げる」リニューアルを企画。
しかし当時の経営陣はそれを反対し、
良質な原材料を維持したまま生産をすることに。
「コク」と「クリーミーさ」が引き立つよう、味も改良しました。
大ヒットのきっかけとなったのは、全国放映したテレビCM。
お茶の間で流れるCMソングは、瞬く間に子ども達に浸透し
大きなヒットを巻き起こしました。
こうしてグリコは、オイルショックという危機をきっかけにして、
これを一つの商機へと転じさせてヒットを勝ち得たのです。
詳細はこちらから
⇒ http://www.id10.jp/brandingnews/120319
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