今度は、その対策を心とカラダの両面からご紹介しましょう。
まずは、心の面からのアプローチ。自律神経失調症には、認識していない慢性ストレスが大きく影響していますので、潜在的な慢性ストレスに気づくというエクササイズです。
私たちは、周りとの円滑な関係のために感情を抑圧したり、倫理道徳的な理性で、自分の感情に善悪をつける傾向にあります。そして、場合によっては、感情を持っている自分を無意識に罰しようともします。
このような思考パターンを繰り返していると、だんだん頭と心が分離した状態になり、頭で感情を考え、心で感じるということができなくなってきます。すると、心(感情)を抑え込んで嫌な感情もあまり感じなる一方、楽しい心(感情)も感じにくくなってしまいます。
まず大事なことは、善悪をつけずに心(感情)を感じてあげましょう。
映画を見て、喜怒哀楽、さまざまな感情を開放してあげることもいいですし、日常の些細なこと、例えば町で見かけた犬を見て感じた感情や人と会って感じた感情でも、イイ感情、悪い感情、関係なく何でも感じたままを頭で受け入れる練習です。
これを繰り返していくうちに、頭で受け入れることを意識しなくても、思考と感情が一致して、そのまま感じられるようになります。
感じているままの心を頭が理解するには、まず心に耳を傾けるということ。とても当たり前のようで、大人になると意外と難しかったりします。焦らず楽しみながら、ぜひチャレンジしてみて下さい。
つづく。
山中英司
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このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
- (カイロプラクター)
- 陽開カイロプラクティック
「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
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