無責任と責任を取ると言う虚構について #1 - 老後・セカンドライフ全般 - 専門家プロファイル

山藤 惠三
有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
東京都
クリエイティブディレクター

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稲垣 史朗
稲垣 史朗
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閲覧数順 2024年04月18日更新

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無責任と責任を取ると言う虚構について #1

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ベンチャー経営術、イマ〜戦略系。 ブランドに仕組まれた罪

東日本大震災後、1年がたちました、

その間、いろいろな出来事があり、かんがえさせられることが多かったです。

私事ですが、「クリエイティブパワーで、生活を明るく!」をモットーにして、
日々、精進してゆきたいと思います。

こんにちは、エスオープランニング、山藤(サンドウ)です。

今回は、責任を取る!ということについて考えたいです。

われわれの社会は、「責任」にとても敏感になっています。

1 自己責任の追及
2 凶悪犯罪の責任能力
3 政治の責任問題

それから戦争責任とか、、

しかしながら、それを細かく見てゆけばするほど、
輪郭はかえってあいまいになり、気が付くと、雲散霧消しているのが今の時代です。

東日本大震災であれだけの未曾有の大災害も、
地震や、原子力開発、電力の問題、政治の問題など、
どんどん、輪郭があいまいになっている気がします。

そもそも、責任とは何なのか主体とみなした上で、
たとえば殺人のような犯罪の原因が、ある特定の人間の自由な選択にあると、
仮に解釈するときに、その人間に責任が生じることと言えます。

たとえば、この人間の自立性に疑問を投げかけて見ましょう。

たとえば、被験者に簡単な問題を解かせる実験をするケースです。
その実験では、周りに数人のサクラを置いて、彼らに一致して明白な間違った解答をさせると言うものです。
四分の三の被験者は、その間違った解答を正しいと思います。

こうした問題提起で、本書は、責任を因果関係の枠組みから徹底して開放する、その上で、責任とは、
社会的虚構であるとの結論を導き出します。

いわゆる原子力村の問題も、最後は地元自治体の理解を取り付ける、という、
あいまいな内容に、政治家も、専門家も、原子力保安院も責任を回避して、
結果、安全ですよ~!と言わざる負えない環境を作り出すことこそが問題なのではないのでしょうか?

つづく、

出典、責任と言う虚構  小坂井敏昌 パリ第八大学准教授
2008/10/12 日本経済新聞社 SUNDAY NIKKEI



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