投資銘柄情報2012/03/07号

●鉄建建設（１８１５）
本日終値１３７円（＋１９円）。受注はＪＲ、官公庁、民間。「ＪＲ東日本（９０２０）」が首都圏直下型地震に備えた耐震補強対策に着手するとの報道が刺激材料となり、鉄道関連工事に強みのある本銘柄の株価が投資ターゲットに。現ディスクロでの信用取組は買い残７５２万株、売り残１３０万株で貸借倍率５．７８倍と良ろしくないが、本日ザラ場には２月８日高値１３３円を更新となってきており、これより現状で抱えている買い玉に回転が効き出す事で、需給面に好転の兆しあり。ただ本日の上昇を受け移動平均線との乖離が拡大となっており、ここは５日移動平均線推移を考慮して対応したい局面。

●東鉄工業（１８３５）
本日終値８２０円（＋４５円）。軌道や駅舎等ＪＲ東日本関連が大半。「ＪＲ東日本（９０２０）」の打ち出した耐震補強対策が刺激材料となり、本日株価が急騰。本銘柄の株価は好業績を背景に昨年１２月７日安値６００円を底に上昇波動が出現となっており、２月８日には高値８２３円を付けるに至っています。その後は調整局面が形成となっていたが、本日の上昇を受けザラ場に高値８２３円を更新。更には昨年３月高値８３７円を更新となった事で、短・中期トレンド共に新波動入りの様相である。今期予想ＥＰＳ８６．９９円から現株価にはレシオ面からの特別割高感も無い状況。これより押し目買いで対処したい。

●エス・バイ・エル（１９１９）
本日終値２０３円（＋３円）。木質プレハブ中堅。株価は昨年１２月１日に高値２１７円を付けた後、明確なトレンド出現となっていなかったのですが、３月１日に太陽光発電事業で業務提携先である「ヤマダ電機（９８３１）」が次世代省エネ住宅「スマートハウス」の販売を本格的に始めるとの報道が刺激材料となり、５日移動平均線をサポートラインとする上昇波動が出現中。現トレンドは高値２１７円奪回より一段高を目指していると考えられる状況。現ディスクロで信用買い残を２０００万株強抱えているが、本格動意となれば十分消化可能。高値２１７円を抜ければ、個別チャート面からは２００６年高値２５４円が狙い。

●プリマハム（２２８１）
本日終値１４５円（＋７円）。業界３位。今期業績予想の上方修正（ＥＰＳ１８．３円）が刺激材料となり、株価には昨年１０月末より緩やかな上昇波動が出現。２月１日に高値１４３円を付けた後は当面の高値圏にて揉み合いとなっている状態である。ただ今期予想ＥＰＳより算出されるレシオは現水準で７倍台といった事で、個別ファンダメンタル面からの妥当株価は更なる上値にあると考えられる状況。現ディスクロでの信用取組は買い残１６０万株、売り残１２５万株で貸借倍率１．２８倍の好需給状態であり、高値１４３円奪回より一段高の波動入りとなれば、需給妙味も。押し目買いで対処したい。

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