成績不振の原因はナニ? 言い訳にしないために その1 - 中学校受験対策 - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2016年12月03日更新

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成績不振の原因はナニ? 言い訳にしないために その1

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「国語ができないから、算数の文章題も解けない」という考え方は誤っているのではないか、ということについて、長々と書いてきました(コラム「国語ができないから、算数の文章題も……って、ホント?」その1・その2・その3、参照)。なぜ、このようなことを長々と書いてきたのかをご説明しつつ、次のテーマ「成績不振の原因はナニ? 言い訳にしないために」に移っていこうと思います。

何か問題点が見つかった場合、その原因を探るのは何のためでしょう。

「もちろん、対策を立てるためだ」とお答えになる方が大多数だとは思いますが、客観的にみて、「違うのではないか」と言うしかないようなケースに出会うことがあります。

それは、「言い訳を探すため」ではないかと思えてしまうようなケースです。

「言い訳」という表現が言い過ぎなら、「『だから、しょーがないんだ』と自分を無理にでも納得させようとしている」ように思えると言い換えることもできます。

具体的には、「うちの子は、国語が苦手なんです」「そのせいで、算数の文章題もよく間違えますし、社会や理科のテキストも読み取れないんです」「でも、国語って、どうやって勉強させたらいいかわからないし……」。あるいは、「国語の勉強って、今さらどうしようもないですし……」「だから、もう、しょーがないですよね」などどおっしゃるケースです。

プロフィールにもありますが、私は中学入試対策を中心に高校入試、大学入試対策の国語専門の家庭教師をしております。その私に指導を依頼しつつ、「国語は勉強のしようがない」「国語は、今さらしょうがない」などとおっしゃるのです。つじつまがあいません。でも「じゃあ、なんで私に指導を依頼するんですか」などとは申しません。このようにおっしゃる方は、思いと行動のつじつまがあわなくなってしまうほど、お子さんの成績のことで悩みに悩んでいらっしゃることが覗えるからです。「お母さん、あなたの言っていることと行動は矛盾しています。なぜなら……」と指摘することが私の仕事ではありません。志望校合格に向けて、一緒に問題を解決していくことが私の仕事です。

ですから、このようにおっしゃる方には、次のようにお話しします。

「そうですねぇ。大変ですよねぇ。でも、国語も勉強法がありますよ。たとえば、算数だって、問題を目の前にし、一生懸命考えてその問題を解くとき、あるいは、そうせざるを得ないタイプの問題がありますよね。でも、あらゆる問題をそのときどきに自分でゼロから考えていたのでは制限時間内に解くことはできませんよね。だけど、『鶴亀算』と呼ばれるタイプの問題があることを知り、その解き方、考え方を身につけ、類題の演習を積み重ねるておいて、ある問題を見たとき、『あっ、これは鶴亀算だ』と気づけば、そのタイプの問題はさほど時間をかけずに答えられますよね。ですから、出題されやすいタイプの問題について、『このタイプの問題はこうやって解けばいい』という知識を身につけ、『この問題は、あのタイプの問題だ』と読み取る力をつけていくんですよね。算数の勉強は。国語だって同じですよ。『こういうときはこうすればいい』ということを知り、『この問題は、あれと同じように考えればいいんだ』と見抜けるように訓練していけばいいんですよ」。そして、このことを、実際の問題使って説明していきます。

このようにして、国語にも学習法があるということをわかって頂きます。

そして、他教科の問題が解けないことを「国語のせい」にすることが間違いだということについては、時間をかけて(何時間、ということではなく、その後お宅にお伺いし、お子さんの指導前後にいろいろとお話をするなかで、という意味です)ご理解頂くようにしています。

先にも述べましたが、「あなた間違ってますよ。これこれこうだからですよ」と相手を言い負かすのが私の仕事ではないからです。誤った考え方を改めて頂くだけでなく、そのような考え方をするようになってしまった原因である不安やあせりを解消して頂かなくては意味がないからです。

まだ1回のコラムの文字数にはまだ余裕があるのですが、中途半端なところで終わりそうなので「その2」に移ります。

先に、「このようにおっしゃる方(「国語が元凶である以上仕方がない」とおっしゃる方)は、思いと行動のつじつまがあわなくなってしまうほど、お子さんの成績のことで悩みに悩んでいらっしゃることが覗える」と書きました。次の「その2」では、なぜ私がこのような判断をするのかについてお話ししたいと思います。

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(愛知県 / 家庭教師)
岡松教育進学研究所 代表

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公立学校教諭、大手予備校講師として25年。問題作成・問題分析のプロとして入試問題、問題集などを執筆し、進学・学習講演活会の講師を務めています。これらに裏打ちされた、指導方法、指導内容、アドバイスの「引き出し」の数、量、質には自信があります。

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