- 澤田 且成
- アイディーテンジャパン株式会社 企業ブランディングコンサルタント
- 東京都
- ブランドコンサルタント
対象:ブランド戦略・ネーミング
==============================================================
No.207 元ニッポンブランドを売るハイアール社の未来戦略
--------------------------------------------------------------
“選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン 2012.03.05
ブランディングニュース『企業ブランド戦略の成功と秘密』
==============================================================
【3月23日(金)ブランディング勉強会】
『アジア・メディアから学ぶ情報収集・分析・活用術』
・海外進出企業6,000社が手放さないや海外現地のビジネス情報を
毎日300記事も配信しているメディア企業のトップが香港より来日。
・海外進出に必須の情報収集・分析・活用術を解りやすく解説。
・華僑がひそかに注目する「日本のビジネスモデル」について
公開ディスカッション。
詳細・お申し込みはこちらから。
⇒ http://www.id10.jp/seminar/120323
-------------------------------------------------
みなさんこんにちは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。
さて、今回のブランディングニュース
『世界で活躍するニッポン・ブランド』は、今年に再発売となった
AQUAブランドとハイアール社の取り組みをご紹介します。
「AQUA」といえば、2006年に三洋電機から発売された
洗濯機のブランドネーム。
三洋電機自体は、Panasonicに吸収されたことから
このAQUAブランドの洗濯機も市場から一時は姿を消しました。
このAQUAブランドを含む三洋電機の家電事業を、2011年10月に
中国・青島市に本社を置くハイアール社が買収。
そうしてこのブランド商品が復活を遂げました。
「日本ではモノが売れない」とアジア市場をねらう日本企業。
それらとは明らかな逆風の中、立ち向かおうとするハイアール社は
どういった戦略に基づいて日本展開を図るのか。
今回はハイアール社の日本戦略と「その先にあるもの」を
考えていきたいと思います。
ハイアールアクアセールス
http://aqua-has.com/
* * *
--------------------------------------------------------------
<本日の内容>
--------------------------------------------------------------
[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
元ニッポンブランドを売るハイアール社の未来戦略
[2] 編集後記
--------------------------------------------------------------
[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
元ニッポンブランドを売るハイアール社の未来戦略
--------------------------------------------------------------
■ 世界シェア3年連続首位のメーカー・ハイアール社
日本には2002年に上陸し、
比較的安価で機能性の高い家電を販売してきたハイアール社。
2011年段階で、日本での認知度は46%に達し、
150億円まで売上を伸ばしてきました。
主に子どもをもつ世帯の消費者からは
「ふとんが洗えるくらい大きな洗濯機を安く生産する」ことで
その存在を知られています。
そんなハイアール社は、早い段階からグローバル展開を進め
2005年からは、次なるステップとして
「国際化ブランド戦略」段階に移行。
世界シェアは現時点で7.8%といわれ、
3年連続で首位をキープしています。
これは、中国で生産した商品を輸出する体制から
各国の市場において「現地化されたブランド」を
ハイアール社として生産、販売していく体制のようです。
しかし冒頭にも触れた通り、日本は少子高齢化が進み
市場としては期待値の低い状態。
さらに日本製の家電は、多機能・高機能であるものが
いずれのメーカーにも搭載されるという特殊な市場でもあり
価格や付加価値だけでは、販売計画すら容易に立てられません。
そうしたデメリットばかりが目立ってしまう日本市場に、
なぜ世界のトップ家電企業が目をつけたのでしょうか。
続きはこちらから。
⇒ http://www.id10.jp/brandingnews/120305
このコラムに類似したコラム
No.199 顧客の創出&ポジションYAMAHAの中国ブランド戦略 澤田 且成 - ブランドコンサルタント(2012/01/09 23:22)
2-3 「いいコト」へのブランド戦略の転換 吉原 賢 - クリエイティブディレクター(2014/10/21 17:46)
2-2 日本市場は縮小し、機能や性能だけでは生き残れない 吉原 賢 - クリエイティブディレクター(2014/10/13 18:22)
私のブログで検索アクセス数が一番多いロイヤルティーとロイヤリティーについて・・・ 南 卓志 - ブランドコンサルタント(2013/10/31 11:00)
地域No.1ブランド戦略(第1回) 中村 光亮 - ブランドコンサルタント(2012/05/29 19:52)