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山中 伸枝
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閲覧数順 2016年12月08日更新

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インフレに強いと言われる金も価格変動にさらされる-1

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現在金の騰勢が収まりません。今月のNY市場では金の先物の価格が1オンス1,900ドルを超え史上初と騒がれています。株価が低落し、リスク回避の資金が金市場に流れ込んで史上初の価格を付けました。その後大きく下落したのですが、26日の価格は1,797.30ドルまで戻しています。

ところで、これだけドル表示で上がっているのだから、日本での金価格も史上最高値ではないかと考えていらっしゃいませんか?

実は、日本国内(円表示)の史上最高値にはまだまだ届いておりません。
田中貴金属工業株式会社のHPで確認しますと、先週末の税込小売値は1グラム4,657円です。同じHPに掲載されている最高値は1980年につけた6,495円です。また、同年の平均値は4,499円でした。現在の価格は最高値に対して71.7%のレベルです。日本円で最高値を達成するには、2,500ドルを超えるレベルになります。

当時は金のネックレスが各デパートで売り出され、オーストリア金貨なども飛ぶように売れていました。金を保有するメリットも、インフレに強い、まだまだ上がる、減術的な価値がある等々週刊誌などでも騒がれていました。私は当時はまだ若造でしたので、金を購入するほど収入が無かったので、羨ましくこの騒動を眺めていました。
従って、当時購入された方達は、現在もなお含み損のある金を抱えている方が大勢いらっしゃると思います。途中で損切りをしているかも知れません。

その後は、年間平均値で年度推移を追うと、1983年に一度3,296円まで戻し、後は2000年に1,014円になったのちに、現在の価格まで徐々に上昇を続けています。
ちなみに、この期間で一番の安値は1999年の1グラム917円でした。
この直近10年をみると、確かに金は右肩上がりを続けていますが、30年のスパンで見れば、最高値には届かず、50年のスパンで見ると、2度目のブームにしかすぎません。

なぜ、このような価格の乖離が起きているのでしょう。
一つには為替レートの影響です。1980年のTTSの平均は1ドル227.83円ですが、2011年8月26日のクロスレートは78.45円ですから、ドルは円に対して34.4%に減価しているからです。ドルは日本円に対して3分の1になってしまったのですから、ドル換算で幾ら上がっても、円での価格はなかなか上がらない、むしろ下がってしまうこともあります。

円ドルレートを考えた際に、田中貴金属工業株式会社が表示しているTTSによると、1980年の平均は227.83円、1985年平均 239.82円、1990年平均 145.83円、1995年平均 95.10円、2000年平均 108.83円、2005年平均、111.28円、2010年平均88.79円と、直実に円高が進んでいることが解ります。

ここまで上がれば、1985年以降購入された方は含み益がかなりありますから、売却して現金に換える方が出るのは当たり前です。この為田中貴金属工業他、金の買取が大幅に増大していますし、日本の金輸出量・金額は戦後膨大になっています。

デフレの時代、実質金利で見るとリスクが無い現金に換えておくことが賢明な判断なのかもしれません

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文責
ファイナンシャル・プランナー  日本FP協会認定CFP(R)
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイサー
宅地建物取引主任者
独立系顧問料制アドバイザー 吉 野 充 巨
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html


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