犬と住むということ(床編)2 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

敷浪 一哉
有限会社シキナミカズヤ建築研究所 
建築家

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対象:住宅設計・構造

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犬と住むということ(床編)2

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では、具体的な床材を考えましょう。
まず、フローリング。
先ほど行ったように、ツルツルでカチカチはダメ!
なるべく、やわらかい樹種のほうがいいんですけど、そうするとパインとか杉とか材質が限られてきます。
好き嫌いの激しい樹種ですので、もう少し硬い木でもなんとか適応させたいものです。
その場合は、ワックスで調整しましょう。
一番いいのは、無塗装の無垢材を使って、あまり表面を研磨せずに浸透性のワックスで仕上げる。
ザラザラした木の質感をそのまま残すことになりますが、自然な感じで見た目もいいもんですよ。
実際は歩いている間にけっこうザラザラは消えてきて、程よい感じになります。
この場合、あくまでも無垢材がいいです。合板の化粧プリントフローリングで無塗装はないですから。

次にカーペット。
犬にとっては何一つ不自由なことはありません。
しかし、毛が挟まったり、臭いが付いたり、世話をするほうとしては大変です。
オフィスなどでよく使われるタイルカーペット(40cm×40cmの大きさのカーペットを並べたもの)なら、部分的な交換ができる分、まだいいほうでしょうか。
あまり好まれることもないですし、お勧めすることもない素材です。