加藤幸彦(エス)です。
新築のとき、行なわれる儀式「地鎮祭」。
エスでは、簡易的でもよいので是非やっていただいたい、と毎度おすすめしています。
無宗教でも、儀礼的なものを重んじない人でも、できればやっていただきたいと僕は考えています。
なぜなら、家をつくることは「文化」だと思うからです。
僕も、基本的に神も仏も信じてはいませんが、日本の「家をつくる」という文化だけは、強く信じています。
だから、地鎮祭や上棟式、家づくりに関わる「儀式」は、文化として大切にしたいのです。
ところで、地鎮祭でお供えする「奉献酒」。
ここ数年、僕は「吉祥吉日」という縁起のいい銘柄のお酒をお供えさせていただいています。
このお酒は、東急百貨店吉祥寺店だけの限定品。
蔵本は東京ではありませんが、この百貨店がブランド化して独占販売しています。
ふつう、奉献酒といえば1升瓶を2本組にしますが、僕はあえて小さな四合瓶を2本組にします。
地鎮祭が終わったあと、そのお供え物一式は、お施主さんにお持ち帰り頂くのが通常です。
工務店を含めて参列者皆様は同じように奉献酒をお持ちくださるので、僕としては、お施主さんの帰り道、手荷物が少なくなるといいかな..そして、ご自宅に戻った後に美味しく適度に召し上がっていただけたらな..と思うわけです。
ついでに書くと、吉祥吉日というお酒、なかなかの美味。吟醸ですが、それほどカリっとしていない、ほど良い飲み口のお酒です。
あとそれから、
小さなお子さんが居るお施主さんや、お酒を召し上がらないお施主さんの場合、お酒ではなくて、ちょっと高級なジュースの詰め合わせをお供えすることもあります。
「文化」としての儀式ですが、形式にとらわれすぎずに自然体でおこなえばいいんじゃないか..とも、考えています。
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このコラムの執筆専門家
- 加藤 幸彦
- (東京都 / 建築家)
- 一級建築士事務所エス 代表
テーマは「環境的居住空間」「小さな家」「リノベーション」。
建築の価値観が大きく転換しつつある今、社会的価値観とクライアントの個性を同時に重視し、「美しい空間デザイン」がどうあるべきかを常に問いながら設計活動をおこなっています。
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