【イタリア時間】イタリアの仕立て屋(サルトリア) - 外国文化 - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2016年12月04日更新

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【イタリア時間】イタリアの仕立て屋(サルトリア)

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イタリアというとファッション。

その中でも有名な「イタリアの仕立て屋(サルトリア)」

北から南まで各地域に根差したイタリアの仕立て服は、

それぞれのスタイルの違いが楽しめます。


芸術の街、フィレンツェが得意とする曲線的なシルエット。

北イタリアはミラノを中心として独特な構築的なスタイル。

政治の中心ロー マは抑制の効いたデザイン。

職人の多いナポリでは、手仕事を活かした柔らかい着心地のスーツ。

というように、地域の文化がしっかりと服づくりに生かされています。


今からかれこれ20年前、東京でOLをしていた頃、

芝浦にある某アパレルメーカーに勤務していました。


その頃は、バブルの真っ最中で

デザイナーズブランドが一世を風靡している華やかな時代。

海外事業部L1課のフランスデザイナーJの所属でした。

時々商品を調べに倉庫ビルへ行く機会があると

いろいろな面白いことに気がつきました。


Jブランドのサンプル商品。

日本生産のジャケットがハンガーに掛けて並べてあると

肩の線がぴたっと一直線に揃ってとてもきれいです。


しかし、イタリア生産のジャケットは、

皆だらっとしていて肩の線が合わないどころか、

見た目も少しヨレッとしています。


でも不思議なんです。

実際に着てみるとイタリア生産の方が、

自然に身体に馴染むんです。

身体の厚みに自然に合う。


日本の縫製の技術は世界でもトップレベル。

完璧なものが出来ます。


しかし、そういった技術だけじゃないんだな‥と思わされたのが、

イタリアの仕立て屋サルトの仕上げたものでした。


鉄や木や伸縮性のない硬い素材で何かを作る時、

きちっと測量し、加工し、精密なものが作れます。

しかし生地のように柔らかく、伸縮性もあるようなものは、

そういうわけにはいきません。

生地の目があり、裁ち方によっては変形もします。

そういった難しい素材を縫い合わせて形にする。

身体に自然に馴染むように創り上げる。


これが仕立て屋、職人(サルト)の技なんだなと思いました。


技だけではなく、経験、そしてセンス(感覚)。

そういったセンスが育つ場所、

そういった経験が積める場所、

そして技術を学ぶ。


イタリアへ行けば、必ず得るものではありません。


しかし、違いを肌で感じることは充分あるわけで

それが刺激になったり、

モチベーションを上げるきっかけになったり、

アイディアが生まれたり、

自分自身を高めるお手伝いをするでしょう。


ですから私は、

まだ柔軟性のある若い世代の人たちや

クリエイティブなお仕事をしている人たちに

イタリアへ行くことをお薦めするのでした。


イタリアへ行くと必ず得るものはあります。

肌で感じてみてください。


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