こんにちは。
前回のは字数制限がオーバーしちゃいましたので。
じゃぁ私から次のお題を出させてもらいますね。
『シキナミ建築のキーワードはなんですか?』
これは・・・
ムズカシイでしょう。
ちょっと意地悪な質問だけど、
僕らもいずれ、ウンと数をこなしていくうちに、
好むと好まざるとに関わらず、
自分なりのスタイルが確立されていくんだと思うんですよね。
どうせいつか定まっちゃうものなら、
今のうちから自覚してみるのも悪くないんじゃないか、と。
さて、僕の場合ですが、
今のところ人からはなぜか「和モダン」とか「木が好き?」
という言葉をいただくことが多いのですが、
これはあまり本意ではありません。
最近おぼろげながら自覚してきたのは、
建築で『響き合い方の調整』をしようとしているような気がします。
例えば
内部空間で、壁の角度がちょっとズレただけで、
人の気配が廻り始める、
というようなハコ内の反射具合とか、
「漆喰の壁と杉板の床」はアリだけど、
「ヒノキの床」になるとどうも馴染んでこない、
というような素材どうしの相性とか、
この敷地にどんな佇まいのものを建てたら、
ここらへんの街が豊かな方へと動き始めるだろうか、
というような、周辺環境に対しての発しかたとか。
(馴染むんではなくて)
それらのバランスを、
然るべき状態に調整したい本能が働くかんじと言うんですかね。
その辺が自分なりに調整出来きってないと、
『不協和音』みたいに気持ち悪い感じがするのです。
僕はかつてアコースティックギター製作の職人を目指したことがありました。
もうとっくの昔にその頃の気持ちなんて忘れていたのですが、
自分の奥ぅーの方で「響き合いかたを組上げたい」という気持ちは共通していたようです。
というわけで、
スナガ建築のキーワードは
『共鳴』
です。(と、自分で宣言してみる)
敷浪 一哉さんのページ
http://profile.ne.jp/pf/skal/column/list/
このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう
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