知っておきたい投資インデックス(国内編-日経平均) - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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知っておきたい投資インデックス(国内編-日経平均)

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インデックス・ファンド、インデックスに連動するETFやアクティブ投信のベンチマークに使用されているインデックスとは何かと、主要なインデックスをご紹介します。
多くのインデックスがありますが、これだけは知っておきたいものとして数話に分けてご紹介します。

インデックスとは
索引、見出し、添字、指数などの意味を持つ英単語です。投資でインテックスという時には、指数を指します。株価指数、先物指数、物価指数、消費者指数等で使う指数の事に為ります。

まずは国内株式で使用することの多いインデックスで重要なものを二つご紹介します。

一つはニュース等で使用されることの多い、日経平均株価です。
日経平均株価(日経225)は原則225銘柄を対象とし、日本経済新聞社が算出する、株価平均型の株価指数です。

東京証券取引所が、終戦後に取引が再開された、1949年5月16日まで遡及して計算を開始し、1949年12月に単純平均株価176円21銭でスタートいたしました。1975年からは日経ダウ平均株価として算出。1985年、名称は「日経平均株価」に偏向されています。

日経平均を一言で表せば、東証一部上場の225銘柄の平均株価を指数化したものです。
60年以上の歴史が有りますので、日本株式を代表する指数としての知名度も高く、投資家には日経平均を対象とした派生商品も幅広く利用されています。

算出の対象は、東京証券取引所1部上場銘柄のうち市場を代表する225銘柄です。
銘柄の入れ替えは原則として年1回で10月第一営業部に実施されます。
算出方法は、対象銘柄の「みなし額面50円」とした指数採用株価を合計して、除数で除して算出します。
除数とは、指数の連続性を保つための値です。算出当初の62年前は採用銘柄数でした。

日経平均株価は、株価合計を乗数で割って算出する株価平均型指数の為、株式分割、株式併合、銘柄入れ替え等の市況変動以外の要因で変化する場合には、除数を変更することで連続性を保っています。

2011年7月27日の日経平均は10,047円19銭ですので、62年間で約57倍になりました。
ただ、最高値は1989年の大納会(12月29日)につけた38,915円87銭でした。そこから測ると、25.8%でしかありません。最高値で日経平均を購入したとしたら、余程のインフレに為らない限り、この値を超える日は無いと思われます。もし、その日が来た場合には、別な意味で日本中がインフレで悲惨な日々を送っていると思います。

セミナーやご相談は根拠の明示及び実証データをもとにご説明します。

毎月資産運用・ライフプランのセミナーを開催しています。
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm

文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー 
吉 野 充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.ne.jp/w/c-64005/


『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
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