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対象:心と体の不調

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閲覧数順 2016年12月05日更新

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骨の髄まで健康になり「寝たきり」から身を守る秘策とは?(2)

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  1. 心と体・医療健康
  2. 心と体の不調
  3. 疲れやすさ

(続き)・・廃用症候群とは、本来ある機能を使わなくなることによって、使えない状態になってしまう病的状態を意味します。例えば寝たきりになると筋肉を使わなくなりますが、1週間の安静で筋力は10%低下してしまいます。また関節は3週間の安静で固くなり、曲がりにくくなってしまいます。さらに心肺能力は3週間の安静で10%も低下すると言われています。この影響は消化器系や神経系など全身に及びます。

 

そのような廃用症候群から寝たきり状態にまで至る運動器の障害は、健康長寿を阻害する一大要因として俄かに注目され始めています。その要因の一つとしてはこれまで、内臓脂肪症候群(メタボリック・シンドローム)が声高に叫ばれてきましたが、それと並んで運動器症候群(ロコモティブ・シンドローム)という概念も打ち出され、その治療と予防に官学を挙げての取り組みが始まっています。

 

さて高齢者は、なぜ骨折しやすいのでしょうか。一つには高齢になると筋力やバランスを保つ力、判断力などが低下するために、転倒しやすいという事情があります。いわゆる「運動神経」が若年者よりも鈍くなるために、足場の悪い場所や暗がり、階段などで転倒する高齢者が後を絶ちません。ところが転倒した訳でもないのに、ちょっとした弾みで骨折してしまう高齢者も多数いますが、それは何故でしょうか。

 

その要因の一つとして「骨粗鬆症」の存在が挙げられます。高齢になると骨が脆くなり、ちょっとした外圧で容易に骨折してしまう傾向がみられるのです。すなわち骨を形成する骨梁の量と質が低下して、骨密度が成人の70%以下となった状態です。骨密度は25歳から35歳でピークを迎えた後、加齢とともに低下していきます。その結果、若年者に比べて骨折しやすい状態に陥ります。

 

骨粗鬆症の進行には大きな男女差があります。女性は閉経とともに急激に骨密度が低下し、骨粗鬆症にかかる割合が急増します。年齢的には50代から罹患率が上昇し始め、60~65歳では約30%、70~75歳では約40%もの女性が骨粗鬆症に罹っているとされています。実際に骨粗鬆症の患者の4人に1人は女性だといわれています。なぜ骨粗鬆症は女性の方が罹りやすいのでしょうか。

 

それには「女性ホルモン」が大いに関係しています。骨の主要な構成要素の一つにカルシウムがありますが、女性ホルモンの一つエストロゲンは、このカルシウムを骨に蓄え、骨を丈夫にすることに役立っています。ところが閉経によってエストロゲンの分泌が急減すると、エストロゲンによるカルシウム保持機能が低下するために、骨密度が減少して骨粗鬆症の発症を招くのです・・(続く)

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