- 別所 諒
- ビジョン・コンサルティング 別所諒 主宰
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:営業
「昨日は、読書会に参加しました。」
「人間の心理について学びました。」
個人セッションでお話をいただく。勉強好きな人が多いことは結構なことだと思う。僕が知らないことを教えてくれる人も多いので、お金をもらいつつ、セッションをすることになる。ありがたいことだ。
ところで、僕よりも知識のある人が、知識のない僕にお金を払ってセッションを受けに来るのはなぜだろう?
知識はお金にならないということだろうか?
実は、僕は知識はお金にならないと思っている(正確に言えば、自ら発見した法則や定理は例外)。
知識を得ようとして、本を買ったり、セミナーに出かけたり、僕にセッションを受けるということは、知識を買っていることになる。知識が「買う」ものである以上、知識から収益を上げることは難しい。
例えば、
この画像は何に見えるだろうか?
知識のある人は、「女の人と老婆」と答える。
(知らない人は、「美女と老婆」で検索してください)
では、次の画像は?
ジャンプのロゴ。
海賊?
正解。
しかし、もうひとつの絵が隠されている。
おわかりだろうか?
(僕は、知らなかった)
答えは、せつない女の子。
見えるだろうか?
女の子が見えなかった人は、「美女と老婆」「ルビンの壺」を知っていても、知識を活かせていないことになる。
ジャンプのロゴを見たときに、
俯瞰してみる
横にする
反対にする
などの、「知恵」を身につけていた人は、知識を有効に使えている人だと言える。
僕のセッションでは、その人が持つ「知識」をどのように仕事に活かせばいいのかを具体的に提案している。便宜上、コーチと名乗ることもあるが、その人の中にある答えを引っ張ったりはしない。ないものはないのであるから、提案するかつなぎ合わせる作業を行う。
僕は、知識を教えてもらい、使用方法としての知恵を提供する。
僕にとって知識とは、お金をもらって、さらにお客さんからくれるものとなる。
ので、自己投資に関わる時間とお金が大幅に減っているのに、知識は増えている。知識が増えれば、知識をつなぎ合わせた提案数も増えるので、セッションの質も上がる。
セッションの質が上がれば、お客さんも喜ぶ。
最近は、こんなサイクルで仕事をしている。
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