- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
こんばんは!
さて、日銀が保有する日本国債の発行残高が、全体の1割をついに突破し、“90兆円”となりました!
これは、2008年のリーマンショック前から、3割以上増加した水準です。
要因としては、短期金融市場の資金過不足を調整する公開市場操作に加え、2010年10月から実施した「資産買い取り基金」による国債購入が影響しているとみられています。
国債の市中発行額が増加する中、日銀が買い取り額を増加してきたことで、順調に国債の消化が行われ、現在、金利は「低位安定」で推移しています。
ただ、紙幣の発行を行う中央銀行が、「国の借金を穴埋め」している状況は、決して良い状態とは言えません。
買い入れが増加すれば、通貨の信認が低下し、最終的には「金利上昇の圧力」がかかることとなります。
国債の増発が避けられない中、日銀の買い入れで「表面上の安定」を保っている状況は、“問題の先送り”を助長しているように見ることもできます。
とはいっても、買わないわけにはいかないわけですが。。。
要は、ただの「時間稼ぎ」にならないようにしてもらいたいと思います。
いずれにしても、ギリシャ以上に国民を巻き込んだ議論を尽くさないと、財政状況は悪くなるばかりです。
政治には、各論の議論より、ビジョンや方向性を明確に示し、進んでいってもらいたいと強く思います。
私たち国民も、来るべき試練に備えるとともに、委縮するのではなく、各個人の“ビジョン”を描きつつ、“使命感”をもって、“自分の強み”を活かしていくしかありません。
「頑張ろうニッポン!」は、震災直後だけではなく、当分の間、私たちの合言葉とすべき“言葉”なのだと改めて思う今日この頃です。
それでは、今週末も、穏やかで平和な日々となりますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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