知らなきゃ損！「不況のピンチをチャンスに変える方法」（１）

皆様、こんにちは！

マインドリンク・マーケッターの北村卓です。

今年は日本列島寒波に見舞われておりますが、情熱で吹き飛ばしていきたいと思います。

日本の経済状況を見ましても、不況という文字をよく見るこの頃ですが、

そのピンチをチャンスに変える方法をお伝えしたいと思います。

今日は、その１として、全体的なお話をしていきます。

私が唱えている「M&Bマーケティング」という、新しいマーケティングスタイルに

その秘訣があります。

「M&B」は、「Mind & Brain」の略で、

M&Bマーケティングとは、「心と脳科学」をマーケティング戦略に組み込んだ

新しいマーケティングスタイルということになります。

まず最初に押さえておきたいことが、「消費者の何が変わったのか？」

ということです。

PEST、５F、３C、VC、STP、４Cなど、さまざまなマーケティングフレームワークを使って、

環境分析、自社環境、強み弱み、ターゲッティングやプロモーションといった分析、マーケティング戦略を

構築して実行してきたのではないかと思います。

これはこれで、必要不可欠なのですが、

私が見てきた限り、成功したり失敗したりしているように見えます。

また、失敗した場合では、何で失敗したかが明確に分からない場合があるようにも感じます。

皆様のご経験の中ではいかがでしょうか。

では、その理由はなぜでしょうか。

私は、顧客満足の追求で、売り上げは上がっているかが疑問に感じます。

つまり、様々なロジカルなマーケティング戦略だけでは、難しい時代になってきたと考えています。

戦後の高度成長時代から２０世紀の終わりまでは、

顧客満足を追求した理論的なマーケティング戦略を取り入れることで、商品やサービスが売れていました。

そのマーケティング手法の功績により、

現在では、お客様のニーズをとらえた満足のいく良い商品やサービスがあふれるようになりました。

しかしながら、その結果、いい商品なのに売れない、という現象が起きてきています。

その要因には、目に見えることのみに終始し、お客様の心が置いてきぼりになってしまったことが考えられます。

そして、心に響くための戦略を構築する脳の機能についても、あまり詳しくは語られていませんでした。

例えば、香りは記憶されやすい、などと言われたりしていますが、

では、なぜ香りが記憶されやすいのでしょうか。

これは、脳科学的に理解をすれば、分かる事なのですが、

理解されている方は少ないように感じます。

香りを感じる嗅覚は、脳の中で記憶の保存に関わる「海馬」のすぐ近く、

また、感情を司っている「篇桃体」のすぐ側で情報処理をしている。

面白いことに、実際に香りを出さなくても、コーヒーや焼き鳥といった映像を

広告映像として使うだけでも、脳は思い出してくれるのです。

それだけ効果があるということですね。

ただし、どんな香りを使うかは、慎重に吟味しなければなりませんが。

そして、心にどう響くかを考えることです。

これからは、脳の働きとお客様の心を考えた手法も取り入れなくては、

商品やサービスは売れなくなっていくことでしょう。

M&Bマーケティングの基本は

・注意

・記憶

・感情

の３点です。

どうやってクラッター化（情報が溢れかえっている状況）している状況の中で、

注目をしてもらうか。

脳の機能を理解して、どうすれば「記憶」してもらえるか

そして、それをどうやって心に響かせるか、「感情」に訴えかけるか。

これが出来れば、不況のピンチをチャンスに変えることが出来ます。

どんな環境にも左右されることなく、普遍的に通用するマーケティング、

それを実現するのが、

心と脳を科学する「Ｍ＆Ｂマーケティング」（オリジナル）です。

次回は、今のマーケティングの落とし穴について書いていきます。