日本国債が海外で低評価を得た際の円安と対応 - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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日本国債が海外で低評価を得た際の円安と対応

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前回まで、国債価格が下落する=金利が上がる≒インフレ率があがる、お話をしました。
では、国債価格が急激に下がると、通貨としての円はどのようになるのでしょうか。

国債を海外で購入してもらう際に、現在の価格が1ドルであった場合に、0.8ドルでしかし販売できなかったとします。これは、日本政府の徴税能力、在世改革の姿勢に信認が得られていないことを示します。現在の1ドルは約80円ですから、日本国債の価格80円が0,8ドルにしか評価されませんので、80円=0.8ドルであれば、1ドルは100円となり、25%近くの円安です。
このように国家に信認がなくなると国債の暴落が自国通貨の価値の暴落に繋がります。

では、どこの通貨をどのような形で持てば良いのでしょうか。一つは外貨預金ですが、私は、外貨預金よりも外貨MMFをお勧めします。

理由は、円安への対応ですので、外貨MMFは為替差益に税が掛らない、銀行の為替手数料よりも証券会社のものが安い(半額の例が多い)、率が高い、信用リスクは低いなどからです(本件は別にコラムを建てます)。

では、どこの通貨を選ぶのかですが、このケースの場合には、日本円に対してどこの通貨が高く為るかは不確実ですから、分散されるようお勧めします。
対象は米ドルとユーロ、そして資源国通貨である、豪ドル、カナダドルと考えます。もし、世界最強の通貨を求めるのであれば、日本ではなじみが少ないのですが、スイスフランです。これらを対象として、米ドルとほかに2通貨を検討されるよう

文責
ファイナンシャル・プランナー
&投資アドバイザー 吉 野 充 巨

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