親族後見へのアドバイス　歳時に関わること

親族後見をお考えの方達に、私の経験等を踏まえたアドバイスです。
本人の認知症が進み、サポートされる場合に「本人が本人らしく暮らしていただく」ために必要な内容です。
また、後見等の活動にある、収入と支出に基づく計画の作成(＝キャッシュフロー表の作成)にも役立ちます。ご本人とともにご確認ください。
1月にご本人がかかわる行事をご確認ください。
ご近所への挨拶回りはされていませんか。また年賀のお客様がお見えに為られた際のお返しはどのようにされているのでしょうか。
例えば、自営業の場合には、年賀のお品は(タオルやお菓子等)です。
また 正月の会食やお孫さんへのお年玉(誰にどれだけ)もご用意してあげましょう。
正月の親族との会食会は費用を本人が出している場合と本人が会費として支払う場合があります。

祭礼の場合の諸掛りや役割は:前述しております。参考として下さい

講等に入られている際には、歳時ごとに費用が発生します。本人が大切にしてきたことですので、在宅の場合は継続されるよう勧めします。
例えば宗教法人への会員の場合にはその会費等が発生しています。

暮れには大掃除と角松等飾り物の費用があります。これらも普段は何気なく過ごしていますが、ご本人が忘れた場合には、同様のものを飾り付ける必要があります。

町内会費もあります。毎月集金が回ってくる、半期に一度、年一括の場合があります。これらの金額は町会の役員に聞くか、領収書を当たって下さい。
各戸定額だけではありません。従来からの金額や、不動産・従業員規模などによって変わります。

また、赤十字も町会での寄付に頼っている部分があります。回覧が回ってきますので、確実にフォーローされるようお勧めします。

町内会の回覧板はご近所付き合いの情報の宝庫です。ご本人が独居出認知症が進んだ場合には、隣近所の方に御協力をお願いして、回覧を工夫ください。例えば、本人の対応が必要なことが発生したら、後見人等にお電話を頂くなどです。

親族後見に関するご相談を承っています、お気軽にお問い合わせください。

ファイナンシャル・プランナー
日本FP協会認定CFP® 吉野充巨