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「パナソニック大赤字」と「日本の教育」の関係

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日本の英語教育

超混乱状況の日本の政治茶番劇の中、教育制度の危機がどうして話題にならないのか不思議です。 長年当然と思われて来た教育方法を完全に変えてしまわないと、この国は生き残れないと思います。 

今日(2月4日)の日本経済新聞のトップ記事は、パナソニックの大赤字でした。 パナソニックだけでなく、ソニーも黒字にならない、NECも、シャープも。 戦後の日本経済をけん引してきた電機業界総崩れだと騒いでいます。 

どうしてこうなったんだろう。 オロオロ。 この危機を乗り越えないと日本が崩れる!とオロオロ。 

「絶対黒字にします!」と、トップがいかに決意を語ってみても、根本的な理由の解決なしには何も変わらない。 これは Problem solving の基本。 Critical Thinking で英語を習った小学生でも知っている基本なのに、なぜ気がつかないのかぁと不思議です。 

人員削減なんてちっちゃな対症療法に明けくれても、「従業員の数の多さ」が赤字の原因ではないのはわかっているはずですのにね。 

理由の仮説を立ててみました。 この仮説は、日本の政治家の無能ぶりの説明にもぴったり当てはまりそうです。 

Darwin の “Survival of the fittest” が理由だという仮説です。 

“Survival of the fittest”
「環境に一番適応した遺伝子が生き残り、次世代にその遺伝子を伝えていく。 大切なことは、その遺伝子は単にその時の環境に適合しただけで、必ずしも優れている遺伝子ではないこと。」 

現在日本のリーダー(政治でも経済でも、そして・・・いわゆる高級官僚でも)になっている人たち、つまり日本で一番 fittest (成功している人)だと思われている人たちの遺伝子が、かなり同一化されているという疑いを持っています。 

長年、日本の教育制度が必死で成し遂げようとしたこと。  そして成功したこと。

「全員同じにすること。」 

考えなど持つ力どころか、考えたりする暇さえない宿題・テスト・塾・入試の教育環境の中。
全員同じ事実を暗記し、同じ宿題をし、塾で同じことをやり、同じ制服を着、社会経験もなく大人になりきれないまま高校から押し出され、大学でも受身の教育、そして同じ就活を、同じ洋服を着てやってみる。

そして、それらを不思議とも思わない人間を必死で作って来た日本の教育。 

その結果。

Darwin の “Survival of the fittest” の通り。 

内向き日本に一番適合した人たちが the fittest として生き残った。
頭を出さず、言われたことに疑問もなく従い、自分の考えを持たず、「なぜ」を考えようともしない人たちがリーダーとして生き残った。 

そして、その人たちの遺伝子が次の世代に引き継がれて・・・, 増えて行った。  
"the fittest" ではない人たちが子供を持つことがとてつもなく難しいこの国で、そのひとたちの遺伝子は順調に受け継がれて行った・・・かな。

大きな悲劇は、その人たちは日本では the fittest だけど、急激に変化する世界の中では unfit だということ。 

日々大きく変化する世界の常識は、Creativity と Critical Thinking。
人と違うことを誇りに思い、論理的に自分だけの考えを持てる能力が the fittest。 

日本で、内向きに日本の中でだけ the fittest と威張っていた遺伝子が、世界の流れの中で溺れている。

これが今の日本に見えます。 

マイクロソフトや、グーグル、アップル、フェイスブックのような、まるで異なる種の遺伝子から生まれたような劇的なものは、日本からは生まれて来ないようですね。 

もうひとつの悲劇は、同一化された多様性のない遺伝子を持つ種が、絶滅する確率が非常に高いということです。
たとえば、その遺伝子が抵抗力を持たないウイルスにさらされると、ほぼ全員がやられてしまいます。 全員抵抗力がないから。 

「どうしてこうなったんだろう?」と、オロオロしている日本が起死回生する方法は、日本人の遺伝子をもっともっと多様にすることしかないと思います。

人と違うことを誇れる、自分だけの考えを持てる能力作りを目的とした、教育制度への劇的な変換が必要です。 
残念ながら、この変換は何十年も前に必要でしたけどね。

今からでも可能でしょうか。 

希望は薄いような気がします。  教育制度を作っているリーダーたちは、最たる日本遺伝子の持ち主でしょうから。
全国規模のテストを増やす。 授業時間を長くする。 なんてことしか考えない遺伝子でしょうね、きっと。 

と、嘆きつつ、日々、日本の脳に突然変異を起こす方法を実践中です。
科学に基づいた脳を刺激する勉強方法。

日本の教育制度の中でもがく子供の脳を救いたいと思っています。

 

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