暖房実験室・・1 - 新築住宅・注文住宅 - 専門家プロファイル

杉浦 繁
Atelier繁建築設計事務所 代表
愛知県
建築家
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暖房実験室・・1

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毎日、寒いですね・・

あまりに寒くて正月にひいた風邪がちっとも治りません。

寒いので動く気にもなれません。

 

ここの所、毎日事務所にこもってます。

 

今年は本当に寒い!

なんで今年はこうも寒いのか?

あんなに北国は大雪で困っていらっしゃるというのに・・

こっちはなんでかちっとも雪は降りませんが?

 

降ったら降ったで現場は困りますけど・・

 

家では・・

まあ家に限りませんが。

 

寒い時には暖房をつけます。

暖まります。


が・・

うちの事務所には断熱材がありません、設計事務所にあるまじき事務所なのです。

冬はめっちゃ寒く・・

夏は死ぬほど暑い・・

なんじゃそりゃっちゅうような事務所なのです。

 

言っときますが・・

このビルを建てたのは立派な地元工務店さんです。

今はもうありませんが・・

自分で建てて、自分で持って、自分で管理していらっしゃいます・・

 

昔から知っているとこなのですが・・

文句の一つも言いたくなる?

というもんなのです。

 

逆に言えばある意味・・

この事務所は断熱材や冷暖房の実験室です。

 

この寒い寒い冬はまさに暖房器具の実験中!

 

もちろん・・

夏は夏で冷房器具の実験中!

ちゅうことですが。

 

では、その実験結果何ぞをご報告でもしましょうか?

 

 

 

 

 

やっぱりまずはエアコンですか・・?

昨今はエアコンもかなり進んできており、少ない電力でも強い暖気を作れるようになってきました。

室内空気を暖めるのであればかなり使えるようになってきたのです。

 

ちょっと前までは、エアコンで暖房をなどと考えると・・

まずは電力を動力で引き込むことから考え始めたものだったのですが。

 

特に家庭用のエアコンというのは本当に進んでいます。

 

建物性能の向上とエアコン性能の向上があいまって・・

高気密や高断熱の性能を持つ住宅などであれば・・

昨今では、暖房器具としてエアコンだけでも十分に使えるようになってきています。

 

これを利用して、全館冷暖房空調の住宅なども当たり前に作られるようになってきました。

ようするに家一軒の内部空間を全てエアコンで冷暖房してしまう・・

ということなのです。

 

それもこれも・・

あくまでも建物が高気密高断熱であり、換気が機械コントロールされていることが前提です。

 

まあ・・

ランニングコストや将来のメンテまで考えると・・

まだまだ相当お金持ちの家って感が否めませんが。

 

ただ・・

外気を取り込むような建物の造り方や高度な断熱性能を望まない建物などの場合は・・

 

間違えないで下さいね、安もんってことではありませんよ。

それは考え方や作り方の問題ですから・・

高気密高断熱が絶対によいってことでは決してないのです。

 

むしろ私なんかは高気密高断熱の家ってどうよ?

なんてちょっと思ったりしています。

適当がいいんじゃないかなあ?なんて。

 

そう・・

そういう建物の場合などは・・

一般のエアコンによる暖房ではこの寒さでは不足であまり役に立ちません。

 

つまり・・

うちの事務所では・・

こうも寒いと・・

まったく・・


一応、鉄筋コンクリートのビルですから・・

少なくとも高気密のはずなのですが?

 

への役にも立ちません!

 

 

 

 

 

オイルヒーターもあります。

 

これは本当に柔らかな暖気を部屋全体に作ってくれる気持ちの良い暖房器具です。

ちょっと冷えてきたかな?

なんて思うくらいの時には実に効果を発揮する物です。


が、これもエアコンと同じで直接的な強い暖気を作る物ではなく、対流によって室内空気を暖める物なので・・

 

こうも寒いと・・

断熱材のないこの事務所では・・

への役にもたちません!


エアコンもオイルヒーターもその能力の計算上は十分出来るはずなのですが・・

 

では、もっと直接的に暖める暖房器具はといえば・・

 

昔なら電気ストーブ!

昨今は赤外線ヒーターやセラミックヒーターなどがあります。

 

こういったヒーター類は扇風機と同じで、器具の正面の器具からの熱が当たるところだけが暖かい。

局所的、部分的に暖めるのには向いていますが・・

部屋全体は暖められません。

 

ですから、寒い時に足下に置くだけ・・

 

身体は暖かなになりますが、部屋全体は無理・・

 

それと、こういった電気系の暖房器具は電気代が馬鹿になりません。

オイルヒーターなんぞはちょっと暖めるだけでも1.2kとか2kとか・・

遠赤外線ヒーターなんかでもちょっとしたサイズだとすぐに1kとかになります。

 

ま、エアコンよりはましなんですがね。

 

で・・

結局、ファンヒーターやストーブのお世話になることになるのです。


 

 

 

 

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