- 人見 隆之
- ISOマネジメント研究所 所長
- ISOコンサルタント
対象:ISO・規格認証
- 人見 隆之
- (ISOコンサルタント)
- 人見 隆之
- (ISOコンサルタント)
ISOやPマークの審査で、
審査員からほめられるには、どうしたらよいですか、
という質問を受けることがあります。
これを受けて、よくコンサル会社などは、
こうすれば審査員にほめられる、といって、
審査員に受けやすいやり方を推奨することが
あります。
しかし、審査員には、優秀な審査員もいれば、
そうではない審査員もいます。
優秀でない審査員が喜ぶやり方をすると、
場合によっては、会社にあわない、非効率で、
手間の掛るやり方をすることがあります。
私は、多くの審査現場に同席しましたが、
優秀な審査員は、どんな状況でもほめることが
多いように思います。
誰しも、人からけなされるより、ほめられたいものです。
しかし、ISOやPマークの活動は、
審査員にほめられるためにやるものではないと思います。
これは、受験勉強において、
教えてくれる先生にほめられるためにやるのではなく、
試験に合格するためにやるのと同じことです。
つまり、会社をよくするためにやることが肝心で、
審査においては、審査員(審査機関)を有効に活用することが大事です。
ある会社は、あえて審査員に厳しいことをいってもらい、
それを社内改善のきっかけとしています。
社内であれだけいってダメだったのに、
外からいわれて、すぐに実行したというのはよくあります。
ISOマネジメント研究所
このコラムに類似したコラム
なぜ、ISOやPマークの活動は、面倒くさいと感じるのか? 人見 隆之 - ISOコンサルタント(2011/12/28 14:11)
マネジメントシステムのエバンジェリスト(伝道者) 人見 隆之 - ISOコンサルタント(2010/11/18 16:57)
審査員のご機嫌を取るISOはやめなければいけない 人見 隆之 - ISOコンサルタント(2013/06/30 21:06)
情報セキュリティは、業務改善とも大いに関係してくる 人見 隆之 - ISOコンサルタント(2013/05/15 10:11)
わかりにくい文章とわかりやすい文章 人見 隆之 - ISOコンサルタント(2013/04/08 21:37)