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免震工法は縦揺れに無抵抗なのでは?

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●免震構造住宅

免震工法は縦ゆれを抑える事は出来ません。これは免震工法だけに限らず、耐震・制震工法も同様です。縦の揺れを抑えようとすれば、車に付いているサスペンションの様な機構が建物にも必要になるでしょう。
判っていて、対処しないのには理由があります。阪神大震災の実験映像でも免震住宅が縦に揺れているのが判ります。

この時発生した縦向きの重力加速度は1.2Gでした。通常でも建物には1Gの重力が掛かっています。つまり2割程度、瞬間的に建物重量が増したと言う事になります。建物の構造体は地震時を想定して短期荷重として通常の1.5倍の荷重を見込んでいますので、縦揺れで建物が倒壊することが無いと考えられているためです。

但し1.2Gがマイナス方向に働けば、1Gを上回っていますので、浮き上がる可能性が出てきます。そこで横揺れには自由自在に動いても縦方向だけは固定する装置が必要となります。IAU型免震装置には浮き上がり防止装置が付いています。

横方向には東西方向・南北方向にそれぞれ別のベアリングを配した鋼板が設けられていてそれぞれが、縦方向には引っ掛かって浮き上がりを防止しています。横揺れについてはそれぞれのベアリングが作用して自在に動き、合成力である斜め方向の揺れにもそれぞれが少しずつ動く事で対処しています。
またこの装置は、建物に偏芯した荷重がかかってもねじれを抑える効果もあり、実験映像の様に土嚢袋で偏った荷重を掛けた実験に対してもねじれる事無く、想定通りの動き方をして地震が納まれば綺麗に原点に復帰しています。

 

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