- 本多 由紀子
- OFFICE LAMP 代表 ホリスティックケア セラピスト
- 神奈川県
- ホリスティックケア セラピスト
みなさま
冷蔵庫のような寒い日が続いていますね。
立春を迎えると少し暖かくなるようです。
さて、日本も「心のケア」の重要性にやっと目を向ける時を迎えているようです。
聖学院大学では、この春から人間福福祉学部“こども心理学科”を開設しました。
被災地でこどもが受けた傷に寄り添う“心のケア”を学ぶ、こどもが心理・文化的な側面と物質・経済的な側面でバランスのとれた人格に育つようサポートしていく人になることを目指しているとあります。
日本初“スピリチュアルケア”を大切にした学科として開設されたそうです。
詳しくは、こちらのHPで。
http://www.seigakuin.jp/contents/faculty/dcpd/
さて、スピリチュアルケアです。
「人間の尊重の基礎は身体の健康ではなく、心です。
現代(西洋)医学において身体の健康を中心にする企てから人間の心とその心が動かすパワーを(再)認識し、それを中心課題にするための再構築の時が来ています。
現代の教育は頭脳(能力)を中心にした育成から、心の教育に焦点をあてる時が来ています。」
「スピリチュアルケア」の著者 ウァルデマール・キッペス先生の本の冒頭にあります。
「世界保健機構(WHO)では、がん患者が受ける権利として、身体的ケア、社会的ケア、心理的ケア、およびスピリチュアルなケアを受ける権利があると宣言しています。
スピリチュアルとは人間として生きることに関連した経験的一側面であり、身体感覚的な現象を超越して得た体験を表す言葉です。
こうした体験を聴いてもらえる権利を誰もが持っていますが、聴く人(ケアワーカー)はは専門的な訓練を受けなければならないケアです。
スピリチュアルケアとは、宗教的ケアとは異なります。」
ホライズン・スピリチュアル・ケア研究所の國枝牧師の言葉から
がん患者だけではなく、自殺、DV、ひきこもりなど、心の傷を受けている人たちを癒す機関がないのが現状です。
子供の時に受けた傷を大人まで持ち続けていくことになります。
3.11の震災だけではなく、様々な環境で傷を受けた子供たちがいます。
昨年、このコラム「スピリチュアル通信①」でもお伝えいたしましたが、スピリチュアルケア学会のメンバーである國枝牧師の元で、スピリチュアルケアを学んでいます。
その中で、自分の心をみつめる訓練をしています。
つまり まずは、こころを知ること、こころに共感すること。
自分の心の闇を知ること。自分と他者の心にまずは向き合うこと。
自分の心を状態を知らずに、他者のこころに寄り添えないからです。
聖学院のこども心理学科のポリシーにこうあります。
「「こころ」に共感しながら、なぜそのような「こころ」が生じるのかについて強い関心と興味を抱く学生を求める。
社会での実践体験を通して、スピリチュアルな世界に目を啓き、こどもの人格と人権を尊重するゆるぎない価値観を持って社会貢献ができることを学ぶ。」
わたしたちが生きる上でとても大切なこと、「命が絶対である」「人間の尊厳としての命」が根底にあること。
皆が持つべき、生きる上で命の権利としての“心”。
“心”に関心を寄せる教育が日本の未来を創る。
家庭でも学校でも、重要な心の教育。
聖学院大学のこども心理学科 応援します。
☆「こども心理学科」のフェースブックページもあります。
https://www.facebook.com/yuriha.yukiko?sk=wall#!/psychology.Children
このコラムの執筆専門家
- 本多 由紀子
- (神奈川県 / ホリスティックケア セラピスト)
- OFFICE LAMP 代表 ホリスティックケア セラピスト
生きる力と無限の可能性を引き出すサポート
人は本来自分の中に「生きる力と無現の可能性」を持って生まれてきています。人生の様々な痛みの経験はそれを知らせるサイン。痛みの本質を知り癒し、経験を人生の喜びに変えていく。LAMPホリスティックケアは【肉体・精神の不調和】をサポートします。
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