転ばぬ先のウェブ解析

環の小坂です。

ウェブ解析をしようと思うときはどんな時でしょうか？

・プロモーションの効果をみたい時
・サイト改善の効果を見たい時
・問い合わせが急増（もしくは急減）して何でだろうと思った時
・上司から問い詰められた時
・予算をたてる時期
等があると思います。

では、今日ウェブ解析をしよう！と思い立ったとしたらどうすればいいのでしょうか？

「何も出来ない」

ですよね。

・ウェブ解析は準備（設計）が必要

ウェブ解析はやろうと思ったときにやるでは遅いのです。

それは二つの理由によります。

1つ目はログの蓄積期間です。
例えば、サイト改善の効果を見たい場合は、当然ですが、前後比較が必要です。
前のデータがなければできません。

問い合わせが急減したときも、比較できないと原因はわかりません。

二つ目は設定の問題です。

例えば、
パラメータをどう処理するのか？
コンバージョンページはどこに設定するのか？
測定の範囲はどうするのか？
経路や検索順位、広告等は設定しておかないと取れないものも多いです。
プロモーション別に測定する場合、プロモーション時にどのようなパラメータをつけるかが重要です。

こういったことがあります。

これは予め設計した上で、設定しておかないと欲しい情報が取れません。

場合によってはＵＲＬの表記にもメスを入れる必要があります。

ですから、思い立ったときにやるでは遅いのです。

でも、前もってやるとコストがかかる、もったいないなあと思うでしょう。
サイトの性質やビジネスの形態にもよりますが、
ウェブ解析をやることによる収益は、そのコストを上回ることが多いです。

顧問弁護士なんかそうですよね。何かあってから契約しては損失も大きいですし、
うまく争えないですよね？
予め契約書をしっかり作っておけばよかったと思いますよね？
それと同じです。

・では準備していないとウェブ解析は何もできないのか？

実はこれは嘘です。

確かに出来ないことも多いですが、当然出来ることもあります。

視聴率調査等も活用しての比較や、仮説との比較は出来ます。

ですから、あきらめるのではなくやれることはやりましょう。