おはようございます、1月も既に残す所一週間ちょっと。
確定申告本番も近づいて参りました。
昨日からの続き、小さな会社と会計について。
お金の残らない理由として生活費について考えています。
今日は現金残高について。
以前から取り上げていますが、現金残高と預金残高は意味合いが
少々異なってきます。
たまに異様に多額の現金残高が残っている会社があります。
業態から考えてそれほど手持ち現金が必要だとは思えないようなケースです。
実際には手元に現金はないにも関わらず帳面上あるように見えてしまっているのですね。
なぜこのようなことが起こるかというと、それだけ生活費の方で
流用してしまっているからです。
銀行預金からお金を引き出してきてそれを生活費に使ってしまう。
使ってしまった分は事業経費ではないので帳面上の処理がされません。
なので残高が残ったように見えてしまう。
現金残高が異様な額になっている場合、このような流れから
生活費に使われてしまっているケースがとても多いです。
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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