テニスコーチの話(7) - 各種の人材育成 - 専門家プロファイル

下田 令雄成
株式会社シャイニング 代表取締役
東京都
経営コンサルタント
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テニスコーチの話(7)

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人が輝き続ける場の創造 リーダーシップ

案外、多くの人は共通の願いを持っているのではないでしょうか?


それは、人と心で繋がりたいとか、楽しい時間を一緒に過ごしたいとか、共感したいとか…人は人でしか磨かれないという言葉もありますが、人は人でしか幸せを感じられないような気もします。


お金をたくさん稼いで、美味しいものを食べて、立派な家に住んで、高い車に乗って…これらは、あって困るものではないかも知れません(失うことを恐れて毎日を過ごしているのだったら困っちゃいます)が、あったからと言って必ずしも幸せになれるとは限りません。


いくらお金があっても孤独だったらなかなか幸せを感じられないものです。


テニスを学びに来る会員さんの当初の入会動機は、テニス技術の向上や健康促進が多かったです。もちろん、それ以外の方もいますが…どのような入会動機だったとしても最終的には、コーチの人柄だったり、そのクラスにいる他の生徒さんとの楽しい繋がりができることによって、レッスンに長く、頻繁に通ってくれるのだと思います。


だから、僕は少しでも多くの会員さんが笑顔でいられるような場を創ることに力を注ぎました。

元気に走りまわり、大きな声を出して、いつも笑顔で、ジョークも言って…


小学生の頃、家に籠もってゲームばかりしていた根暗な少年の面影はどこにもありませんでした。



そして、会員さん同士が交流できるように横の繋がりができるように働きかけました。

会員さん同士が仲良くなると新年会をしましょう!とか忘年会をしましょう!とか、次々に楽しい企画を考えてくれる人が出てきます。そして、さらにお互いのことが良くわかり、仲良くなります。


暖かくて良い雰囲気になると他のクラスの会員さんが、雨天などの振り替えで来たときに、その雰囲気を知ることになり、その後に転籍してくる人もいて、人数もさらに増えていきます。気がつくと僕が担当しているクラスのほとんどは、定員いっぱいになりました。テニスコーチになって、3年目(大学院1年)頃のことです。


今、思えば、この時に組織開発やコミュニティ活性化の基礎を体得したのかも知れません。

ただ、ここまで辿り着くまでにいろんなことが起こりました。


つづく



経営者のテニス会『Ex-Tennis』

2012年1月現在約180名のメンバーがいます。

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