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日経記事;"フィルモア・アドバイザリー,格安ネット市場調査"考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

1月15日付の日経新聞に、『フィルモア・アドバイザリー、ネット使い格安で市場調査』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。


『ソフト開発のフィルモア・アドバイザリー(東京・港、森航介社長)は、インターネットを活用した格安の市場調査サービスを始めた。

利用者が専用サイト上で質問を配信すると、全国に2万4000人いるモニター会員が、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)を通じて回答する。アイデアの検証や資料作成への活用などの用途を見込んでいる。

ネットリサーチと呼ばれるサービスで、名称は「アスク・スマートリー」。価格は100人に5問質問する場合で1000円。リサーチ会社が請け負う質問の作成や入力をセルフサービスにし、同業他社の提供価格より大幅に安くした。

利用者は質問方法として選択式、自由回答の設定が可能。スマホの活用で、10分で100人から解答を得られる。』

私は中小企業支援のために、市場調査・分析を時々行っています。時間とコストを短縮するため、インターネット上に存在する「2次データ:加工された情報やデータ、レポート類のこと」を収集して調査・分析します。

私の経験で申し上げますと、ほとんどのケースは、ネット上の2次データを活用した調査で事足ります。

ネット上の2次データを使った調査・分析でカバー出来ないのはリアルタイム的な情報の収集です。特に、一般顧客向けのビジネスをしています、BtoCスタイルの場合、時々リアルタイム的な情報を知る必要があります。

リアルタイム情報を知る必要がある時に、支援先企業にはネットリサーチ会社の活用を薦めます。勿論、ネットリサーチの目的、仮説の作成、調査内容、調査市結果入手後の仮説検証や行動計画(アクションプラン)を明確にすることが大前提です。

理由は以下の通りです。

・どんな市場調査も、市場全体或いは顧客全体の意向や好みなどを知ることは出来ない。
・市場調査は、あくまでも市場全体を予測或いは推測するためのもので、その結果は信頼度100%の前提で使ってはいけない。
・市場調査以外に顧客の好みや方向性などを自社が持っているノウハウや競合他社の動きなどから考え、推測しておき、市場調査の結果も併せて総合的に判断することが最重要。
・人は、調査結果として提出された報告書を単純に信じる傾向が強い。

一般的傾向として、事前にその結果を使ったアクションプランを考えないでネットリサーチを行う人は、リサーチ結果報告書の内容を信じる場合が多いです。もしくは、単なる参考情報で終わってしまい、次のアクションに結びつかないケースもあります。

両方のケースとも、ネットリサーチを行ったことが次のアクションに結びつかない残念なものです。市場・顧客を知ることは大事なことですが、自分が調査結果をどう使うか、次のアクションを取るためにどう活用するかを事前に考えておくことが市場調査の大前提です。私の場合。。。

確かにネットリサーチのコストは、従来の市場調査のやり方に比べると格段に下がっていますし、調査報告書が出る前での時間も大幅に短縮されました。

例えば、ネットリサーチ会社の「マクロミル」のWebサイトでネットリサーチ 料金例をみますと、10問設問で希望サンプル数が100の場合、当該料金は9万円となっています。

同様に、「クロス・マーケティング」でみてみますと、ネットリサーチ料金は、10問設問で希望サンプル数が100の場合、当該料金は10万円となっています。

他のネットリサーチ会社の料金体系もほぼ同じです。また、調査報告書は、大体5営業日以内に依頼主に届くようになっています。

この低料金と短期間の報告書作成は、インターネットだからこそ出来るやり方です。調査に協力するモニターの多くはパソコンで回答するやり方を取っています。

一方、上記記事に掲載されました「フィルモア・アドバイザリー」のサービスは、アスク・スマートリーと呼ばれるもので、ネットリサーチ料金は、10問設問で希望サンプル数が100の場合、当該料金は2000円となっています。

上記他のネットリサーチ会社料金の約1/50となっています。昼食代金的なコスト感覚で調査依頼を出来ます。スマホユーザーをモニター者としており、回答者は10分くらいの時間で何時でも何処でも回答できるやり方から低料金化出来ているようです。

確かにこれだけの低料金であれば、会議中に顧客の声が聞きたい、或いは、ブレーンストーミング最中に依頼して仮説の検証などを行うやり方に使えます。

スマホは急激に使用者数が増えており、通信手段も従来の通信回線に加えて無縁LANやWiMAXなどの手段も普及して始めており、何時でも何処でもモニター者は気軽に回答できます。

BtoC関連のお手軽調査に使用できます。

但し重要なことは既に述べていますように、調査結果を使って自社の仮説検証や行動計画(アクションプラン)をどのように行うのか事前に準備し、考えておくことです。

そうしないと、調査結果に振り回されて本質を見失うことになります。絶対にやっていけないことは、「先ず調べてみよう」的な安易な気持ちで、2次データを収集したり、ネットリサーチを行って調査することです。

調査の基本は、目的の明確化、仮説作成、調査結果で仮説検証、行動計画(アクションプラン)の実行のプロセスで行うことです。

ご参考情報として、今月1月21日に行います 『ネットで入手できるデータを活用した効率的・効果的なマーケティングリサーチセミナー』 では、ネット上の2次データを活用した市場調査を理解・体験できます。
上記調査の基本プロセスをベースに行います。

ご関心のある方は、詳細や申し込み方法をセミナータイトルをクリックして下さい。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁

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