ここ数回で、環境問題における「閉鎖系思考」が起因する問題をご紹介して来ましたが、この''「閉鎖系思考」''、実は日本においては、比較的近年に出てきた思考になります。
私たちが、普段、人と分けた関係、または対比して表現する「自然」と言う言葉は、明治までは日本語になかったそうです。
仏教などでは、それ以前から自然(じねん)と言う言葉を使っているようですが、現在一般的に用いられている自然とは意味が異なっていたようです。
この「自然」と言う言葉は、明治にある本を翻訳する際に、出てきた概念でそのときに作られた言葉だそうです。
それ以前の日本では、人の営みも自然の営みの一部と捉えていたため、対比する概念が存在していなかったのではないでしょうか。
私たち日本人は、本来は人と自然の関係性を一つとして捉えた「開放系思考」をしていたと言えます。
つづく。
山中英司
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このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
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