伝えてこその専門家~伝わらなければ騒音と同じだ
-
こんにちは。会計士の岸井です。
なぜか週の後半はお客さんがいらっしゃることが多い我が事務所です。
逆に前半は私が出ていることが多いです。
意識してそうしているわけではないのですが、なぜでしょうか。
最近、「業界の常識」と「世間」のギャップを非常に強く感じます。
仕事上、何気なく使っている言葉の7割はお客さんに通じていません!
別の専門家の方とセットでお客さんのところに伺うこともありまして、
その専門家の話を隣で聞いているのですが、
一緒に行った私がわからないことが多いくらいです(笑)
お客さんや私が(少なくともお客さんは)おばかなのではありません。
先方が違う言語で話されているので当然わからないんです。
とかく専門的な方は「正しく言おう」とするあまり、正確な用語(つまりそれは専門用語)を使っていたり、
正確な答えを出すために前提条件をたくさん置いたりしがちです。
それは、専門家のリスクヘッジで重要なことなのですが、
必要以上のリスクヘッジはお客さんのためになりません。
専門家同士での会議や、文章にするときはそれで良いと思いますが、
口頭でやられると本当に理解しにくいんですよね。
伝わらなければ意味がない。
伝えられてこその専門家じゃないか。
もっとわかりやすく、もっと本質を的確に。
これって、得意分野かもしれないなぁ・・・(独り言)
このコラムの執筆専門家
- 岸井 幸生
- (東京都 / 公認会計士・税理士)
- LBA会計事務所 代表
社外から会社のビジネスを支えるプロ社外役員
顧問税理士以外で何でも相談できる人が欲しい、を提供しています。クライアントの皆様と夢を共有し、ビジネスに興味をもって最適なアドバイスを行っていくことが一番の貢献です。
このコラムに類似したコラム
とあるタクシー運転手さん。 (2012.01.09) 雅 ふみこ - ビジネススキル講師(2012/03/08 12:27)
放送大学で平成28年10月学びをスタートした人たち 笹木 正明 - キャリアカウンセラー(2016/09/14 11:11)
リスク回避を考える姿勢 瀧内 賢 - Webプロデューサー(2014/12/11 16:00)
店長のための「言える化」推進計画(その24) 松下 雅憲 - 店長育成・販売促進ナビゲーター(2014/06/01 06:44)
慣れからくる損失 川上 美佐 - 恋愛アドバイザー(2013/12/09 08:28)