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体も心も元気になる!眼からウロコのセロトニン健康法とは(1)

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  1. 心と体・医療健康
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内科医として日々の外来診療を続ける中で最近とくに感じるのは、「心」のトラブルが関係した病気や体調不良の方がたいへん増えている、ということです。内科外来に来られる患者さんは、腹痛や息苦しさ、頭痛、動悸、手足のしびれ、めまいなど様々な「体」の不調を訴えて来院しますが、よくお話を聞いていると、明らかに心の問題を伴っているケースが多いのです。現代医療に於いては、体と心をつい別々に捉えがちですが、実際には心と体は密接に関連している、というのが実感です。

 

例えば胃の痛みを感じて内科外来を受診したとしましょう。胃カメラの結果「胃潰瘍」と診断されました。胃薬を飲んで胃潰瘍は治り胃の痛みは軽減しましたが、薬がなくなると胃潰瘍が再発し、胃の痛みがぶり返しました。このような方に多いのが、ストレスなど心のトラブルが原因で胃潰瘍を繰り返す、というパターンです。この場合には胃潰瘍そのものを治すだけでなく、胃潰瘍の背景となっているストレスへの対策も必要になってきます。

 

実際に私が以前勤めていた山形県の病院で、胃の痛みを訴えて6月に来院した男性が診察室でいきなり吐血し、緊急の胃カメラで大きな胃潰瘍が見つかりました。この方はサクランボ農家で、ちょうどサクランボの収穫時期にあたり、連日の徹夜作業で身も心も疲れ果てていたといいます。つまり極度の疲労とストレスによって心が病み、結果として胃潰瘍を患ってしまったのです。この方に今必要なのは、胃潰瘍の治療とともに、心身の疲労やストレスを癒すことです。

 

この例のように、体の病気や症状の背景に心のトラブルが潜んでいるケースは一般に「心身症」と呼ばれています。心身症は心理的なストレスが背景となり、特定の臓器に病気を発生させることが特徴で、他の要因、例えば生活習慣や環境などの要因がその発症を促進させます。例えば胃潰瘍の場合、持続的なストレスに暴飲暴食や睡眠不足など生活習慣の乱れが加わって、胃粘膜が胃酸で荒らされて胃潰瘍が発症します。たいていの場合、病気の原因は一つではありません。

 

心のトラブルで発症する病気の代表として「うつ病」が有名ですが、うつ病には身体的な症状も伴うケースが目立ちます。精神症状としては憂うつ感や意欲の低下、不眠などがありますが、身体症状としては倦怠感、めまい、動悸、頭痛、食欲低下などが挙げられます。うつ病は神経伝達物質のセロトニンが不足または機能不全に陥ることが病態の一つですが、セロトニンの異常によって、神経機能だけでなく身体機能にも支障を来たして、多彩な症状をもたらすのです。

 

うつ病の中でも、精神症状よりも身体症状が目立つ一群があり、これを「仮面うつ病」と呼んでいます。このような方では抑うつ感などの精神症状は軽度で、頭痛や動悸、めまいなどの身体症状の方が強いため、精神科や心療内科ではなく多くの場合、内科を受診します。検査をしても大きな異常はなく、「ストレスが原因でしょう」などと医師から言われますが、よく話を聞いてみると様子がおかしいため、精神科を紹介して「うつ病」と診断された、などという事例が少なくありません・・(続く)

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