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閲覧数順 2016年12月09日更新

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日経記事;災害に強い街へ,ITの活用検討 総務省 に関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

1月8日付の日経新聞に、『災害に強い街へ、ITの活用検討 総務省』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『総務省は東日本大震災の発生を踏まえ、IT(情報技術)を活用した災害に強い街づくりの検討に本格的に乗り出す。医療や防災に関するデータを官民が共有できるシステムの開発や、災害時にも途絶しない情報通信手段の機能強化などに取り組む。

新技術で武装した街づくりのノウハウを海外の都市に一括して売り込む「インフラ輸出」の可能性も探る構えだ。

同省は13日から、民間企業幹部らが参加した検討部会を立ち上げ、6月をメドに成果を報告書としてまとめる。日本の情報通信技術の水準は海外でも高いレベルにあるものの、民間と行政の連携が進まない点や海外とのつながりの悪さが問題視されていた。

東日本大震災の被災者が感じたITの使い勝手の悪さなどもあわせて検証していく。』


大震災で幾つかの地方自冶体に保管されていた住民基本台帳などの重要書類が津波により流されてしまいました。また、企業のサーバーやパソコンも流され、そこに保管されていました情報やデータを失い、業務再開に大きな痛手となったところも多いと言われています。

この反省から、自冶体や企業はクラウド;データセンターを活用して、電子化した情報やデータを分散して保管するやり方を取り始めています。

自社のオフィスが地震、火災、津波で被災しても、インターネットがつながる環境とパソコンやスマホなどの電子端末機器があれば、何時でも何処でも必要な情報にアクセス出来、業務遂行が可能になります。

私も現在データセンターを活用して仕事しています。国内では、スマホの普及もあってほぼどこでも、ブロードバンドを使える状態にあり、仕事をする場所を選ぶ必要は無くなりつつあります。

政府、自冶体、企業はもっと積極的にITを日常業務に活用し、より安全・安心で効率の良い環境を整備・強化する必要があります。

現在までの状況をみていますと、一般的に企業は業務効率化の観点からITを使っています。今後は、商品・サービスや経営により積極的にITを活用して、事業の付加価値を高める工夫が必要です。

ビジネス面での顕著な例としては、現時点では米アップルと国内家電メーカーとの間の商品力の差に表れています。

国内家電メーカーの技術的実力は決して低くありません。しかし、アップルのように先進的なサービスを提案・提供出来ずにおり、常に後塵を拝しています。

この差は、ハードウエア技術からではなく、ソフトウエア技術;ITから生まれています。商品の使い勝手や、画面に表示されるソフトウエアの滑らかさやスマートさなど、明らかに国内企業のものとは一線を画しています。

国内家電メーカーは、この差を埋めないと、アップルだけでなく他の海外企業に勝てません。解決策の一つは、ソフトウエアエンジニアを育成・強化することです。

このためには、ソフトウエアに対する考えを変えて、より積極的に自社の経営に活用すると共に、商品開発・企画などで中核的な扱いにするようなやり方も必要です。

例えば、商品によっては、ソフトウエアエンジニアを開発・設計プロジェクトリーダーにするやり方もあります。

本日の記事の中に、ソニーの次期社長に平井一夫さんが内定したとのこと。平井さんは、音楽・ゲームの出身でネットに強い背景があります。51歳の若さを十分に生かして、ソニーのネット事業の再構築を期待します。

ソニはアップルを凌駕することが重要ですし、期待します。今後の動きに注目します。

さて、自冶体の観点からみますと、現在複数の地域でスマートシティの実験プロジェクトが始まろうとしています。
スマートシティの中核技術は、ITです。

このITをスマートシティだけでなく、街全体の運営維持に活用しようというのが今回の総務省の計画です。単なる災害に強い街づくりでなく、日常業務・生活に密着したものにすることを強く希望します。

国内では、政府、自冶体、企業でITはまだ部分的にしか使われていません。ITが上記のように、国内全ての組織や街で使われるようになると、ITに対する需要が増え、ソフトウエア技術の向上や技術者育成の強化が日常的に行われるようになります。

これらの動きは、国内のIT市場を拡大し、国内企業のITをベースとした商品・サービス・インフラ事業の海外展開も強化出来ます。

今までハードウエアに偏りがちだった部分を修正し、ソフトウエア活用と育成強化に軸足をおいた企業や政府の行動を期待します。

日本をIT大国にしましょう。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁

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