印刷会社が売上を上げる方法 - 営業戦略・販売計画 - 専門家プロファイル

別所 諒
ビジョン・コンサルティング 別所諒 主宰
東京都
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閲覧数順 2024年04月15日更新

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印刷会社が売上を上げる方法

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印刷会社が確実に売上を上げる方法がある。



実は、このことに気づいてから成功報酬でのコンサルティングを引き受けている。


成功確率はほぼ100パーセント言える。




種明かしをしてしまえば、

印刷会社が売上を上げる方法は、頭を使うということだ。




具体的に言えば、印刷物の内容を理解して印刷をするということになる。

もっと砕くと、「文字」を読むということになる。




すぐにできることから3段階でお話をする。




1.文字を読む




例えば、「完全データ」と呼ばれる文字の間違いがあっても印刷会社に責任のないデータであっても、文字を読む。

仮に、誤植を見つけたとしたらいかがだろう?



当然、お客さんは感謝する。
ここまでなら感謝されて終わりだが、文字校正をサービスに加えればいい。

そのまま印刷をすればいくら。

文字校正は1pでいくらと設定すればいい。



こんな話をすると、業務負荷がかかると言われることがある。

しかし、世の中には紙媒体の減少によって仕事のない「校正者」は大勢いる。

不況のいいところは、プロに安い価格で仕事を頼めるということだ。



ただし、ここまででは、お客さんと打合せをする「営業マン」の付加価値にはならない。






2.印刷物の目的を理解する




依頼された印刷物は「何に使うのか?」を考えればいい。



単純な話、完璧な印刷物などない。

どの部分を美しく印刷すればいいのかを理解するということだ。


化粧品なら肌の色、有名メーカーのパンフレットならロゴの色という具合に

「目的」を伝えて工場に依頼する。



「そんなことはやっている」と言われるかもしれないが、

お付き合いをしている印刷会社のほどんどは、お客さんからの指示があったから、

「目的」を理解しているに過ぎない。


ポイントはお客さんに言われる前に、こちらから「目的」の確認をすると

いうことだ。


もちろん、ここで仕事が終わりではない。

指示通りに印刷ができているかどうかを、お客さんの手元に届く前に確認しておく必要がある。


よくある話で、お客さんの手元に先に届いてしまった印刷物のクレームが発生した場合、

お客さんからの問い合わがあっても手元にサンプルがないために、「ちょっと確認します。」となる。


外出中で確認が遅れれば、お客さんはクレーム自体にではなく、遅い対応に腹を立てることになる。


これは、完全な営業マンによる「人災」だ。




3.印刷物を「作成する目的」を理解する




そもそも、何のために、印刷物を作成する必要があるのか?


ドラッカーが言っているように、企業の存在理由が「顧客の創造」であるなら、

すべての仕事はそこに向かわなければならない。


経理や総務や人事でも、「顧客の創造」に主眼を置けば、仕事が変わる。


ここでは本題ではないので、印刷物に話を戻すと、

ほとんどの印刷物の目的は「売る」ということになる。


従って、印刷会社の思考は、美しく間違いのない印刷物を仕上げることから、

売れる印刷物を仕上げることにシフトしなければならない。


ちなみに、自分のお客さんがどんなビジネスモデルで収益を上げており、

印刷物はどう使われており、どんな効果を出せばOKなのか。

(これを知らない営業マンはまもなく失業するか、

低賃金の「手配者」になることを覚悟する必要がある。)


さらに、「売る」ために印刷物以外にどんな媒体を利用しているのか、

印刷物と他の媒体のコストバランスはどうなっているのか、

最低限の知識だ。


印刷物の価値を、サイズが大きくて紙が厚く、ページ数が多く、カラーで部数が多いものがよいと考えている印刷会社は危機感を持つ方がいい。


お客さんはサイズが小さくて紙が薄く、ページが少なくて1色で部数が少なくても

「売る」ことができる方法論を求めているからだ。


印刷会社はボリュームから「中身」への価値の転換を図ることが必要になっている。





さて、そんなうまい方法があるのか?




あるかないかは、その人が判断をすればいい。



提案に応じて、サイズが大きく、ページ数が多い印刷物が必要なら、そう提案すればいい。


問題は「中身」について考えているかどうかである。



もうおわかりかと思うが、当社が成功報酬で印刷会社のコンサルティングなんてリスクを取れるのは、

「中身」についてご提案をすることで成功確率が圧倒的に上がるからであり、

当社の利益も上がり、お客さんである印刷会社にもリスクがなく、印刷物を作成するお客さんも喜ぶというトリプルプラスになるからだ。



印刷会社の営業マンと同行し、お客さんに「中身」の提案をする。

競合は、広告代理店になるが、

印刷物に限れば、こちらに圧倒的な価格優位性がある。




まぁ、負けるわけはないのである。




ということで、今回のコラムでヒントを得た方がご自分でやっていみるもいよし、

当社に依頼いただくものよしである。





これでも、付加価値を「効率が悪い」とお話になる人がいるので補足をしておく。




効率とは、大量の仕事を短時間で処理することではなく、

利益を維持しながら、作業自体を減らしていくことであることをお忘れなく。



営業マン自体が「コスト」であり「効率の対象」であることに気づかなければ

激安ネット通販に飲み込まれてしまうだろう。






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