工事には含めない方がいい物！

前回の続き・・

それから・・

カーテン。

意外でしょうか・・

うちでは、カーテンは別途にすることをお勧めしています。

もちろん、カーテンを選ぶコーディネートはお手伝いさせて頂きます。

このカーテンほど市販の物と工事で入れる物の値段差が激しい物はありません。

まるがいっこは違ってくる。

工事で入れる物は製作品つまりフルオーダー品やセミオーダー品しかないので・・

恐ろしく高価なのです。

カーテンレールは工事に含めます。

カーテンレールはご自分でつけるのはちょっと大変なので・・

よくあるサイズのカーテンなら規格品が使えます。

買ってきて、自分で付ければ下手すれば１枚数千円ですみます。

工事ではトップブランド商品のフルオーダーしかありませんので・・

生地を選び、柄色を選び、縫製方法を決めて、吊り方を決めて・・

１軒分で１００万円なんて・・

当たり前にかかってしまいます。

吊り物なんてないんです。

それなら、そういう上等な格好いいのにしたいところだけをカーテン屋さんで頼んで・・

他は規格品にすればいいのです。

あ・・

ブラインドとかロールスクリーンの時は工事で入れます。

取り付け大変ですから。

でも・・

これも規格品でサイズが合う物が有れば・・

Ｎトリで買ってきて自分で付ければ数千円・・

です。

そうそう・・ 

一般的には・・

住宅の建築工事においては外構関係というのは別途というのが普通です。

外構はその広さや形状によって金額が大きく異なるから・・

というのが、その理由なのですが・・

ですから、一般的には住宅の坪単価という１坪当たり３５万円とか５０万円なんていうものには外構工事の代金は一切含めていないのが普通です。

が・・

これは、住宅メーカーや注文住宅屋さん達にとっての普通であって・・

実は建築全体の世界においては全然一般的などではありません。

外構工事はお金が出来てから後で・・

なんてことがまかり通るのは住宅だけで、ビルだろうとマンションだろうと店舗だろうと工場だろうと・・

外構は後でよい建物など存在しないからです。

ですから・・

住宅以外の仕事もやっている設計事務所さんや工事業者さんにとっては外構工事代金は含められていて当たり前で、あくまでも総工事額でお話をする・・

ことの方が、一般的です。

でも・・

そんな我々にとっても、外構工事の中で、どうにも難しい物が一つだけあります。

それは・・

植裁です。

つまり、植木。

何が難しいかというと・・

建築化的な植裁の場合は我々はチョー得意ですし、むしろやりたいのです。

が・・

庭師さんやガーデニング師さんが行うような植裁がお好みの場合は・・

我々ではお手上げ！

毎日、その仕事をしながら勉強していらっしゃる彼らには遠く及ばない・・

というか無理！

優秀な庭師さんというのは本当に凄い！

一つの花壇の中で、ここは、春にこの低木の花が咲いて、夏にはこの立木の花が咲き、秋になるとこれとこの木が紅葉し、冬はこの緑が他を覆う。

なんてことを、いとも簡単にやってのけます。

それに、植裁の場合はご自分でやりたい方も多々いらっしゃいます。

ですから・・

こういった植裁も別途にすることも多いのです。

ただ、全体の建物イメージもありますので・・

建築化したい部分などだけを・・

たとえば坪庭と玄関・門廻りはこちらで、ここはこういう木を植えてほしいと考える所などだけを植裁して・・

あとは別途。

というのが多いパターンです。

【　このコラムはブログ記事をまとめた物です。詳しくはブログ「よもやま建築日記～家づくりの現場から～」をどうぞ。 】

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