- 中沢 努
- パンセ・ソバージュ・アンド・カンパニー 代表
- 東京都
- コンサルタント・研修講師・講演講師
対象:顧客満足・コンプライアンス研修
- 中沢 努
- (コンサルタント・研修講師・講演講師)
- 中沢 努
- (コンサルタント・研修講師・講演講師)
【大王製紙事件、大王製紙問題、対策、原因、本質、解説】
大王製紙がコンプライアンス事件で揺れています。
今、大王製紙がしなくてはならないことは何か?
それは「会社を変える」です。
そのために必要なことは何か?
◆ 「上が変わる」と
◆ 「変われない上は会社から去る」です。
なぜなら・・
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会社を変えるために、ミドルに期待する。
会社を変えるために、ミドルを頼る。
会社を変えるために、ミドルが頑張る。
理念としてはいいのですが、実はミドルがいくら頑張っても組織は変わりません。
組織変革の現実というのは・・・・・
ある会社の役員が言った。
「会社がここまで悪くなったのは社長のせいだ。社長は自ら責任をとるべきだ」
しかし、それを言った役員本人の行動とその根底にある精神はこれまでのものと何も変わらなかった。
その会社の部長が言った。
「皆、内心ではまずいと思っている。それが危機感としてまとまり前向きになれないのは役員のせいだ。役員は自ら責任をとるべきだ」
しかし、それを言った部長たちの行動とその根底にある精神はこれまでのものと何も変わらなかった。
その会社の課長が言った。
「俺たちはやっている。努力が実を結ばないのは部長のせいだ。部長は自ら責任を取るべきだ」
しかし、それを言った課長たちの行動とその根底にある精神はこれまでのものと何も変わらなかった。
(中略)
上が変わらない限り、会社は変わらない。
下が頑張っても、途中でつぶれる。
下が頑張っても、途中でつぶされる。
これが組織変革の赤裸々な現実です。
(出典)http://profile.ne.jp/w/c-52374/
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ミドルに会社を託したくなる気持ちは分からなくもないが、これは理想論です。
これが通用するような会社だったら、これほどの大問題などはじめから起こらない。
上が変わらずして下が変わるというのは幻想です。
大王製紙が大王製紙を変えるためには、上が変わらねばならないのです。
(無断転載や無断複製禁止)
中沢努 「人間としてのコンプライアンス原論」の内容をコラム用に書き換え
※ これは、弊社が行っている教育やコンサルティング で実際に使用しているものです。
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