- 根本 雅子
- L.C.L. 根本 雅子
- 経営コンサルタント
対象:事業再生と承継・M&A
- 村田 英幸
- (弁護士)
- 村田 英幸
- (弁護士)
先日、提供させて頂いている「グローバル研修」の体験会をリードしました。
M&Aが増加する中、『グローバル化』 『グローバル人材』という言葉が台頭していますが、皆さんは、ご自分の中で、どのように捉えていらっしゃるでしょうか?
多くの参加者が語学力を第一の壁と考えていらっしゃいました。
確かに、語学のスキルは言葉の文化が違う人のコミュニケーションを可能にすることは、間違い在りません。
しかしながら、語学の習得がグローバル化への対応の唯一無二ではないのではないでしょうか?
何よりも重要なことは、「意識」の持ち方かもしれません。
その意識とは、
1)「違い」があることの認識し、受け入れること。
2)プロジェクトを共有しているのであれば、共通のビジョンやゴールのシェアを常に明確に持つこと。
3)一度、この共通のビジョンやゴールを創りそのままではなく、継続して持ち続けること。
4)この共通のビジョンやゴールが、関わっている人全てに、真に、浸透していること。
これらは、どちらかだけの利益追求でも不可能ですし、上層部だけの理解でも不可能です。
特に、4)が、プロジェクトの命運を決めます。M&Aの成功も、ここが鍵かもしれません。
語学がいくらできても、「自分の意見が正しい」という仮定にたっていると、これらのステップを踏むことは難しいです。
そして、「受け入れる」とは、「同意する」こととは異なります。「同意」はしなくても、「受け入れる」ことは可能です。
一旦、「受け入れる」と、新しいものを一緒に生み出すエネルギーに転換できる可能性がでてきます。
これらのステップは、同じ日本人同士でも、世代、性別、地域の違いにも当てはめることができるかもしれませんね。
ご質問等ございましたら、どうぞお気軽にご連絡をなさって下さいませ。
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